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2022.02.07

グレースエード靴が、いま注目を浴びるワケ。

旬真っ盛りの“ぽってり靴”ですが、中には物足りなさや飽きを感じている方もいることかと。ならばぜひグレースエード靴を。一点投入するだけで、こなしがグッと垢抜けますゆえ、何かと重宝するのです。その魅力に迫ります。

CREDIT :

写真/鈴木泰之(Studio log) スタイリング/四方章敬 ヘアメイク/勝間亮平 文/押条良太(押条事務所) 構成/長谷川茂雄

こなしの旬度を高める“ぽってり靴”の最適解

ボリューム感のある「ぽってり靴」が何かともてはやされる今、一歩先いく洒落者たちは、すでに「ぽってり」だけでなく、“+α”の要素に注目しているようでして……。

そう、それこそが今回のテーマである「グレースエード」です。ぽってり靴には足元に旬なムードを演出できる反面、一歩間違うと野暮ったく映るリスクも……。

そこでグレースエードのぽってり靴を選べば、グレイッシュなカラーが都会的なエッセンスを、起毛したスエードがエレガントなイメージを吹き込むことでコーデ全体がスタイリッシュに垢抜ける、という寸法。

その目覚ましい効能を、コーデを見ながら検証していきましょう。

いつもなら、落ち着いた茶靴が定番ですが……

▲ 靴7万1500円/パラブーツ(パラブーツ青山店)、ブルゾン2万9700円/ユナイテッドアローズ(ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店)、ニット2万900円/グランサッソ(エスディーアイ)、パンツ2万8600円/デヴォレ インチピット(ビームス 六本木ヒルズ)、時計96万8000円/ゼニス
テロンとしたCPO風のシャツブルゾンにピンクのハイゲージニット、でもってパンツは先細テーパードの白パン。大人の春コーデのお手本というべきこんなコーデには、やっぱり“茶靴”が無難な選択かと。

特に今シーズン注目の淡色を基調にしたコーデには、シックで温かみがあり、しかも黒やネイビーのように重すぎない茶靴がちょうどいいのです。

とはいえ、周囲を一歩リードしたい大人は、もう“ひとヒネリ”が欲しいわけでして……。
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グレースエードに代えるだけで、いっそう都会的に

靴7万1500円/パラブーツ(パラブーツ青山店)、ほかは上と同じ
▲ 靴7万1500円/パラブーツ(パラブーツ青山店)、ほかは上と同じ
ハイ、そこで茶靴を「ぽってりとしたグレースエード」にチェンジしてみましょう。どうでしょう?

ウエアも靴のモデルも同じにもかかわらず、茶靴よりも一段とスタイリッシュに見えませんか? これがグレースエードの効能で、淡い色味のコーデにグレーが見事に調和し、かつ起毛したスエードのおかげで、足元がシックに見えるのです。

善は急げ。いつもの茶靴をグレースエードに変えてみる。たったこれだけで、春コーデが見違えるのです。

◆ POINT 01

グレースエードの持ち味を引き出す淡色コーデ

では、ぽってりとしたグレースエード靴と相性のいいコーデとは? 改めて検証しましょう。

グレーは黒や白と同じ無彩色ゆえ、合わせる服の色も選ばない万能色。ですが、この靴の持ち味を100%引き出したいなら、やっぱりアースカラーやペールトーンを基調にしたコーデがおすすめ。

都会的かつ存在感のある足元を活かすためにも、トップスはそんな色合わせを徹底しましょう。
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◆ POINT 02

旬度を高めるぽってりフォルムも譲れません

グレースエードというだけでも着こなしは十分ブラッシュアップできるのですが、さらにこなしの旬度を高めたいなら、できるだけボリューム感のある“ぽってり”アッパーのものを選びましょう。それだけで、イマドキ感が強まります。

たとえば、つま先が丸みを帯びたフォルムで、甲にモカシンステッチがあるパラブーツの「ミカエル」などが好例。

淡色ベースの春コーデに合わせる際、足元の重さが気になるなら、ノーソックスで軽快感を演出するのも効果的です。

◆ 大人が履くべきグレースエード その1 「アストールフレックス」

イタリア靴らしい色気漂うぽっこりチャッカ

靴3万800円/アストールフレックス(グジ 東京店)
▲ 3万800円/アストールフレックス(グジ 東京店)
200年以上の歴史を持つイタリアブランドの看板チャッカは、ラウンドしたトウフォルムとすらりと伸びたノーズが特徴。

さらにベルベットのような細やかな起毛を持つグレースエードが上品な色気をプラスします。天然の生ゴムが使用されたラバーソールはクッション性も抜群。
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◆ 大人が履くべきグレースエード その2 「マネブ」

スニーカー感覚で履けるぽってりプレーントウ

靴1万9580円(4月発売)/マネブ(マサカ)
▲ 1万9580円(4月発売)/マネブ(マサカ)

スケートカルチャーをバックグラウンドに持つドメブラの定番「ヒヒン」は、幅広いこなしにマッチする外羽根式プレーントウ。毛足の短いグレースエードアッパーが都会的なイメージを強めます。

パンソールと呼ばれる厚手のクレープソールが生むぽってりフォルムも魅力的です。

◆ 大人が履くべきグレースエード その3 「マグナーニ」

スーツスタイルにもマッチする全天候型ブーツ

ブーツ5万3900円/マグナーニ(オークニジャパン)
▲ 5万3900円/マグナーニ(オークニジャパン)
雨でも履けるグレースエード靴が欲しいなら、スペイン靴の名門が作るチェルシーブーツをどうぞ。

アッパーは撥水加工が施されたウォータープルーフスエードで、アウトソールはハイグリップを実現した独自のラバーソール。つま先が丸みを帯びたぽってりフォルムもポイントです。
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◆ 大人が履くべきグレースエード その4 「クラークス」

累計1500万足超! グレスエ界のレジェンド

ブーツ2万5300円/クラークス(アーバンリサーチ ルミネ新宿店)
▲ 2万5300円/クラークス(アーバンリサーチ ルミネ新宿店)
グレースエードを語るうえで欠かせないのがクラークスが誇る永世定番「デザートブーツ」です。

幅広いこなしに合う万能デザインもさることながら、英国の名タンナー、チャールズ・F・ステット社のスエードならではの上品な起毛感やグレーがかったサンドカラーも人気の理由のひとつ。

◆ 大人が履くべきグレースエード その5 「レッドウィング」

野山にも都会にも映える名作ワークブーツ

ブーツ4万1690円/レッドウィング(レッドウィング・ジャパン)
▲ 4万1690円/レッドウィング(レッドウィング・ジャパン)
人気再燃中のレッドウィングの「6インチ クラシックモック」にもグレースエードなモデルが存在。

スレート・ミュールスキナーと呼ばれる革は、しっとりとした起毛と淡いグレーが大人っぽい雰囲気を醸成します。ラフなデニムはもちろん、グレスラなどキレイめパンツとも相性よし。
※掲載商品はすべて税込み価格です

■ お問い合わせ

アーバンリサーチ ルミネ新宿店 03-5339-2515
エスディーアイ  03-6721-1070
オークニジャパン 03-3862-0092
ゼニス  03-3575-5861
パラブーツ青山店  03-5766-6688
ビームス 六本木ヒルズ  03-5775-1623
グジ 東京店 03-6721-0027
マサカ 03-6804-6321
ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店  03-5772-5501
レッド・ウィング・ジャパン 03-5791-3280

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