差が付くスプリングコートのこなし技
そんなファッショニスタが、今季の春先に向けて目をつけているアイテムが薄軽のロングコート。基本的に正統派をメインに物選びをするコンサバ男子ですが、今季はちょっとばかり変化球を楽しんでいる様子。そのひとつがソレシティのダブルブレステッド型コートです。
ライダーズを挟むという大胆さ
「若者が着るようなバサバサした大きすぎるコートは僕には似合いません。ただしこのコートは大人も着られる、ちょいユル加減が非常に絶妙。フィットに余裕があるところを逆手にとって、革ジャンと重ねたコーディネートなどを楽しんでいます」
シングルライダーズが持つラギッドな要素に合わせて、パンツはほど良くユルめのワーク風ジーンズ。このような合わせに定番的トレンチではチグハグなルックスになりそうです。しかしソレシティのコートは薄手コットンの一枚生地だから非常に軽快。フィットも含め堅苦しくないので、こういった感じの崩しスタイルに軽妙にマッチするのです。
春コートはレイヤードで二倍楽しめる
春らしく軽快かつ大人っぽさまで追求
「リネンコットンの薄生地による一着は、シンプルですが非常に豊かで上品な素材感が味わえるもの。トラッドなバルマカーン型にしてパッチポケットを配しており、ショップコートのような気軽さを備えているところがポイントです」
ダブルのブレザーでしっかり品格をプラス
仕上げは差し色アイテムの投入。ちょっと懐かしい感じもある鮮やかなグリーンで装いに彩りを添えています。
● 河原昇平
アタッシュドプレス「バインド ピーアール」の責任者。高感度なセレクトで知られる著名ショップにて販売を経験。その後、ファッション情報マガジンの編集者を経てPR業務に携わる。クラシックアイテムでありながら、個性的なアイテムを見つけ出し着こなす達人。趣味はテレビでのスポーツ観賞。ラグビー好き。
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