2019.04.18

【簡単テク!】春モテに効く「同系色コーデ」の秘密とは!?

誰でも容易にお洒落に見える「同系色コーデ」。そして、それを一番活用しやすいのが、LEONが推奨するノータイでいて、艶のあるスーツスタイル「ちょいドレスーツ」なのです!

CREDIT :: 写真／人物・堀越照雄（TRON）、静物・蜂谷哲実　スタイリング／四方章敬　ヘアメイク／トヨダ・ヨウスケ（Rooster）　文／持田慎司

2019年5月号より

全身を同系色でまとめることで、容易に統一感が生まれて洒落て見える「同系色コーデ」は小誌でもたびたび提案させていただくテクニック。で、この春にLEONが推奨する、ノータイ前提の男らしく艶っぽい“ちょいドレスーツ”にこそ、活用していただきたいなと。

なぜなら、ネクタイの選びがない分、とても簡単にキマり、かつ統一感のある着こなしが、あえてノータイを楽しんでいるというニュアンスを生むのです。

【１】ネイビートーン

精悍で若々しい印象を醸し出したいなら、ネイビートーンでまとめるのがオススメ。もっともベーシックな色だけに、差別化にももってこいです。せっかくなのでフワリとなびく丈長コートまで同系色にして、春の街角を颯爽と闊歩しちゃいましょ。

◆ エトロ

軽やかな仕立てと重厚なデザインが融合

柄×柄の組み合わせでも恐るるに足らず

美しい光沢を湛えるネイビー×ブルーストライプのウール地を、肩パッドや裏地を排した軽やかな一枚仕立てに。一方スタイルに関しては、ワイド＆ピークドラペルの4Bダブル型ジャケットに、ワンプリーツ仕様のパンツと、旬なクラシックテイストを踏襲しています。

ストライプ柄のスーツにペイズリー柄のシャツというパターン・オン・パターンでコーディネート。これだけ聞くとなんともハードルが高そうですが、同系色のブルーでまとめているので、簡単に着こなせてしまうのです。これぞ、同系色コーデならではのメリット。

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◆ トゥモローランドピルグリム

味わい深いリネンが
オヤジのシブみに好相性

外から内にかけて徐々に淡〜く

ネイビー地にホワイトの太ストライプが走るリネンスーツ。軽快なジャケットにクラシックなムードが薫るツーアウトプリーツ＆ベルトレス仕様のパンツという、硬軟を織り交ぜたバランスの妙にご注目を。

同じネイビー系ながら、一番トーンが濃いのは外側のコート。そこからスーツ、シャツと、内側にいくに従って淡いトーンになっていく、まさに同系色コーデの基本といえる色合わせ。ネイビーが本来もつさわやかなムードを文字通り全身で表現できるため、初対面の女性から好感を抱かれる可能性も高いのです。

インナーはスーツよりも淡いトーンが鉄則

同系色コーデを実践するうえで気をつけたいのが、レイヤードの内側にいくほど淡くする、ということ。こちらのコーデの場合コート、スーツ、シャツの順で淡くしていくと、ギラついた感じがなくなり、洗練されて見えるのです。

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【２】グレートーン

知的さや誠実さを前面に押し出したいなら、グレートーンの“ちょいドレスーツ”スタイルをお試しいただければ。しかも同系色コーデならモノトーン配色になるので、都会的で洗練された雰囲気も同時に漂わせることが可能です。カーディガンを合わせれば、さらにこなれ感もアップしますよ。

◆ ガブリエレパジーニ

モデナの怪人は
グレーも十八番です

シャツやニットで遊ぶのも大いにアリ

小誌のスナップでも人気の“モデナの怪人”ことガブリエレ・パジーニが手がけたグレースーツ。ソリッドなミディアムグレーという中庸な生地をあえて選ぶことで、ならではの魅力であるグラマラスなフォルムと軽やかな仕立てを際立たせています。

無地のグレーを選んだ分、シャツはグレンプレイド柄のラインドカラー、そして光沢のあるカーディガンを肩掛けといった具合に、ほかのアイテムでニュアンスをプラス。この足し引きのバランスこそが、ちょいドレスーツにおいては肝要なのです。

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◆ カルーゾ

知的でお洒落なら
もはや言うことナシ

カーディガンが添える優しげな雰囲気

ノーブルさが薫るミディアムグレーのシングルストライプスーツ。トレンドのブリティッシュなムードを纏わせるべく、チェンジポケットやツープリーツなどといったクラシックなディテールを随所に備えます。構築的な肩周りも、いま改めて新鮮に映るかと。

ライトグレーのカーディガンを挿すだけで、グレースーツのノーブルな印象に柔和な雰囲気がプラスされて、余裕に溢れた大人の装いが完成します。年輪を重ねたオヤジにふさわしい「ちょいドレスーツ」スタイルです。

要所の革モノは全部黒で引き締めて

同系色コーディネートは、その統一感からくる潔さこそが最大のウリ。ですので、先に紹介したシューズはもちろんバッグやベルト、そして時計にいたるまでレザーのアイテムに関してはすべて黒で締めつつ、潔さに徹するのが正解です。

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【3】ブラウントーン

オヤジさんのシブみを色気へと昇華してくれる色味といえばそう、ブラウンです。しかもどちらかといえば秋冬のイメージの強いこの手の色味を取り入れつつ明るいシャツで春らしさも表現すれば、出会いの季節に抜群の存在感を主張することだって可能ってワケ。

◆ デ・ペトリロ

シブみの演出とともに
体型補正効果も期待

メランジ調のシャツが奥行き感を演出

堂々たる風格のワイドラペル、長めに設定したウエストの持ち出し、そしてワンプリーツ仕様と、こだわりはそこかしこに。クラシックかつモダンなスーツ＆ジャケットづくりに定評のあるデ・ペトリロの名に恥じぬ、秀作ブラウンストライプスーツです。

スーツがインパクト大なワイドピッチの太ストライプなので、インナーにはちょっとしたヌケ感が欲しいところ。そこでメランジ調のベージュシャツと柔和なムードを醸し出すのに最適なカーディガンを合わせて、絶妙な塩梅を演出しました。

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◆ ダルクオーレ

ナポリ伝統の技術を随所にちりばめて

明るめシャツで春の陽気なムードを表現

美しいカーブを描く胸元のバルカポケット、趣のある雨降り袖など、仕立ての街ナポリに根付く伝統の技術を随所に施した一着。ツーパッチポケット型のコットンスーツゆえ、ヌケ感もたっぷり。着込むごとに刻まれる味わい深いシワが、オヤジの魅力を引き立てます。

我々日本人にとって、ブラウンはどちらかといえば秋冬のイメージが強い色ですよね。だからこそ「あえてお洒落で着ているんだぞ」というアピールをする意味でも、インナーのシャツは明るめ＆春の陽気な雰囲気を感じさせるものを選ぶのが正解ですよ。

どちらかに必ず柄で間延び問題を解消

ともすると間延びして見えてしまうというのは、同系色コーデを実践するうえでしばしば頭を悩ませる問題。それを一発で解決してくれるのが、スーツとシャツのどちらか、もしくは両方に柄を取り入れること。これで気になる間延び問題とはおさらばです。

※掲載商品はすべて税抜き価格です

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