この手があったか!? 目からウロコな「ワザあり服」４点！

いざという時のために車に積んでいたら、着る時にはシワシワになっているアウター。気温に合わせて脱ぎ着しようと肩掛けしていたら、いつのまにかスルリと落ちてしまっていたシャツ。などなど、春シーズンのファッションにおける不満の“あるある”って、結構多い気がします。

でも、世の中にはどこかにちゃんと考えてくれる人がいるものです。今回ご紹介するのは、そんな懸念を払拭してくれるワザありアイテム。それは、単にスペックが高いとかハイパフォーマンスというものではなく、気が利くアイテムってこと。さぁ、皆さん膝を打つご用意を！

ワックスコットンでおなじみのバブアーから、軽快なポリエステル100%の春アウターをご紹介。こちらは定番モデルをモディファイしたSLシリーズからの1着で、ニューフーデッド ビデイルSL シェイプメモリー。ビデイルならではの意匠を踏襲しつつ、現実に実用的なスペックにアップデートされています。

その実用的なスペックが、シワになりづらいポリエステル生地。シェイプメモリーシリーズの特徴で、高密度に織り上げることでシワの復元力に優れています。長時間車のトランクに入れっぱなしにして写真上のようにシワだらけになっても、表面を撫でれば写真下のように瞬時にシワが伸びてくれます。

急な悪天候に見舞われても、こんな3レイヤーのアノラックコートがあれば安心。防水透湿性素材と止水ジップ、シームシーリングを駆使することで、嵐にも耐える1着に仕上げたこちら。見どころはサイドボディとスリーブをひと続きにしたジップで、これをフルオープンすることで幅がエキスパンドしてくれるんです。

ジップを開けるとマチ生地が表れ、身幅やスリーブ幅が広がります。これにより、小型のバックパックなら、背負ったままでも着用が可能。梅雨シーズンにはもちろん、アウターを着たまま着用できるので、冬シーズンにも活躍してくれます。

強く結ぶとシワになるし、ゆるく結ぶとすり落ちる。そんなシャツの肩掛け時のジレンマを、この1枚が解消してくれます。通気性が高く、耐久撥水性をそなえたストレッチ素材を採用したブルゾン。両袖下にはジョイントパーツが配され、ワンタッチでたすき掛けや肩がけスタイルに。

袖下のテブラジョイントをはめ合わせることで、シャツのスリーブを結ぶことなく、たすき掛けや肩がけが可能なんです。

スマホの進化で、手ぶら派が増えた昨今。もし出かけ先で不意に荷物が増えても、このパンツがあれば大丈夫。その名も、ズバリ手ぶらパンツ。一見すると、ドローコードを採用したただのイージーチノに見えますが、ウエストサイドには大きな袋地が配され、外側に垂らしてポケットとして使うことができるんです。

こちらがポケットを外に出した状態。使わないときは内側に仕舞いますが、摩擦に強いながらも薄くて丈夫なリップストップ生地なので、ごわつくことがありません。

文庫本や長財布くらいなら、すっぽりと余裕で収納できる上に、安心のジップ付き。これなら急に手荷物が増えても、手ぶらをキープできますね。