2019.07.02
リッチ素材の代表、「クロコダイルとアリゲーター」、その違いを言えますか?
クロコダイルやアリゲーターなどの“ワニ革”は、上質を知り尽くした者が行き着く最強のマテリアル。財布やベルト、サンダルといった小物にチラリと取り入れるだけで、オトナの風格と余裕をしっかりアピールできるのです。
- CREDIT :
写真/蜂谷哲実 スタイリング/稲田一生 テキスト/吉田 巌(十万馬力)
クロコダイルとアリゲーター、その違いとは?

ちなみにクロコダイルとアリゲーターの違いが気になる人も多いと思いますが、これ、じつはワニの種類が違うのです。クロコダイルの鼻面はV字型に尖り、口を閉じた時にも下顎の歯が見えます。一方アリゲーターの鼻面は丸いU字型の形状をし、口を閉じた時に下顎の歯は見えません。またクロコダイルは主にアジアやアフリカの河川や沼地に。方やアリゲーターはアメリカや南米の河川や沼地と生息域も異なります。
ただし、製品になってしまうと色や斑紋で両者を見分けるのは至難の技。ただひとつ簡単に見分ける方法は、斑紋と斑紋の間を見ること。ここにくっきりとしたシワが何本も入っているとクロコダイル、逆にシワが少なめで凹凸が少ないものがアリゲーターと言われます。
また、どちらが高級とは一概に言えず、ともに斑紋の形や並び、大きさや状態などで仕入れ価格が変わってくるそう。もちろん今回ご紹介する高級メゾンはトップグレードのワニ革を使用。一期一会の希少レザーゆえに値は張りますが、その圧倒的な美しさに狙う意味は高いと言えましょう。
● おすすめのワニ革小物 その1 「トム フォード」
会計の支払いすら、ぐっとセクシーに演出します
![財布 [W11.5×H9.5×D1㎝]22万円/トム フォード(トム フォード ジャパン)](https://assets-www.leon.jp/image/2019/06/21104109130465/0/02.jpg)
アリゲーターを使ったコレクションはさしずめその頂点に立つ存在と言えましょう。艶やかな光沢とくっきり立体的に盛り上がる斑紋からわかる通り、使用するのは極上中の極上アリゲーター。ゆえにクラシックな二つ折りデザインながら、ぐっと男の色気が香ります。
もちろん仕立て、実用面でも隙がなく、内装には上質なカーフを用い、ステッチワークや切り目仕上げのコバ処理も実に綺麗。レストランやバーの会計の際にこんな財布を懐から取り出せば、お相手はあなたのセンスに一目置くのは必至。まさに一生モノに相応しい逸品です。
![財布 [W11.5×H9.5×D1㎝]22万円/トム フォード(トム フォード ジャパン)](https://assets-www.leon.jp/image/2019/06/21104115544624/1600/03.jpg)
● おすすめのワニ革小物 その2 「ジョン ロブ」
洒落たレストランにも履いていけるゴージャス感あり

パラジウムバックルと艶やかなワニ革とのコントラストが美しく、寛いだスタイルはもちろん、春夏素材の軽快なスーツやセットアップの足元にサラリと合わせても洒脱にキマるでしょう。もちろん最高級の靴メゾンだけあってサンダルであっても履き心地は極上。リッチな大人にこそ相応しい究極の高級レザーサンダルです。

● おすすめのワニ革小物 その3 「ラルフ ローレン」
グロッシーなワニ革と渋い銀製バックルとの合わせが絶妙

これでバックルがゴツいとトゥーマッチですが、シンプルでシャープな形状のバックルとしているのがさすがのサジ加減。じつはこちらのバックルはシルバー無垢製で、サイドにはラルフ ローレンの刻印もある、なんとも贅沢な仕上がり。あえてマットに仕上げたことでヴィンテージの趣もあり、艶やかなワニ革を引き締める効果を発揮しているのもナイスです。
この佇まいならスーツからドレスカジュアルまで幅広いスタイルに使えるのは間違いなし。ぜひ狙ってみてください。

■ お問い合わせ
ジョン ロブ ジャパン 03-6267-6010
トム フォード ジャパン 03-5466-1123
ラルフ ローレン 0120-3274-20