リゾート先で着たくなる柄シャツ。おじさんが失敗しないコツとは？

暑さが堪らないこの季節、とりわけリゾート地やちょっとした旅先では、街のルールに縛られず人目を気にせずに大胆にファッションを楽しみたい場合がありますよね。そんなとき、気分を開放してくれるのが柄シャツです。

今季話題となっている柄は比較的大柄。ただし柄物初心者はハジけ過ぎない見た目ににならないように、モノトーンがおすすすめ。中でもブラックベースの色味で選ぶのが得策です。黒が中和してシックに見せてくれるため。

また、柄シャツ一枚のみで羽織ってしまうと少々ワイルド過ぎになることもあるので、インナーにカットソーを挟んで、大人の清潔感ある装いがベターでしょう。

柄シャツはブラックベースを選ぶと全体のシックな雰囲気に加え、黒地との対比により柄自体がより大人の艶っぽいルックスに。また、今季はパンツの合わせもポイントのひとつ。ワイルドな柄シャツのバランス取りとなるようウール製などドレスパンツを合わせましょう。シャツと同系色のブラックパンツにすることで、さらにシックなルックスに仕上がります。

「モードとクラシックの間」を標榜し、大人の遊び心溢れるリアルクローズを模索する「エムズ ブラック」。この一着は腕捲りなどで変化が付けられる長袖に加え、裾ガセットや巻き伏せ縫い、有機的な非対称胸ポケットなど、随所に技巧的な仕立てを散らした逸品。柄も比較的穏やかゆえに、柄モノ初心者でも着こなしやすい一枚です。

1977年のデビュー以来、ハワイを代表とするサーフブランドとして知られる「ローカル モーション」。新作のオープンシャツは、モノトーンにて描いたパームツリーが渋味を感じさせる仕上がり。テロッとした質感の生地はラッシュガード素材ゆえ、ジャストサイズを選んでもリラックスした着心地が味わえます。小顔効果を兼備するモダンな小襟もポイントです。

ハワイアンシャツの大御所として知られる、ホノルル発の「パラダイス ファウンド」。伝統的なアロハデザインも、抑制の効いた白黒プリントのため非常にモダンでアーティスティックな印象です。素材は手応えのあるレーヨンを使用しており、アウターとしても羽織りやすいデザインになっています。ウッドボタンや柄合わせを経た胸ポケットなど、ディテールも本格仕立て。

ジャズやブルースなどの音楽をベースに、独自の世界観を取り入れ発信する「エフェクテン」。新作のアロハもエッジさを感じさせるデザインに落とし込まれています。スカルに蛇やバラなどインパクトある柄ですが、ブラックベースですと不思議と大人の粋を感じさせます。あえてジャケットのインナーなどドレッシーに着こなすことで、活きるシャツなのです。