背中が蒸れない!? 涼しいバックパックって本当に使えるのか？

自転車通勤をする人はもとより、昨今はスポーティなスタイルがビジネスでも浸透したとあって、リュックを通勤バッグにしている人が増えました。特に夏はクールビズが盛んなだけに、ポロシャツにスラックス、そしてスニーカーにリュックという人を多く見かけます。とはいえ、夏のリュックスタイルにはひとつ難点が。それが「背中が蒸れる」ということ。でも大丈夫。昨今は、涼しいバッグがあるんです。

今回ご紹介するのは、背負った際の背中の蒸れを解消する機能を搭載したリュックです。その方法は、クーリングファンや冷感素材、またメッシュによる通気性確保など。クーリングファン搭載のバッグなんて、むしろ背負った方が涼しいぐらいです。これら涼しさをもたらす機能を搭載したリュックなら、うだるような日本の夏の通勤も快適になりますよ。

一見するとベーシックなリュックに見えますが、実はこれがハイテクなんです。お手持ちのモバイルバッテリーをつなげると、背面に内蔵されたクーリングファンがが動く仕組み。4000mAhのバッテリーで連続約4時間も背中に風を送り続けることができるとあって、通勤だけでなくトラベルでも活躍してくれます。

背面はメッシュになっており、そこから風を背中に当てます。吸気口は底部に配置されているので、常に外気を背中に送り込むことが可能です。

ファンを動かす動力はモバイルバッテリー（別売り）。大容量タイプなら、より長く送風することができます。

スイッチでモード切替。左から、腰温めヒーター、クーリングファン、USB給電。実は送風機能だけでなく、腰回りには冬用にヒーター機能も搭載。さらにUSBソケットを搭載しているので、モバイルギアの充電も行えます。

ショルダーストラップに配されたUSBソケットに挿してプッシュスイッチをグリーンにすれば、スマホの充電だってできちゃいます。

立体的なフォルムとストレッチコードが特徴のクラチカbyポーター オリジナルの「ポーター・シングス」。防汚・撥水性に優れた加工を施した本体生地に、耐熱・耐摩擦・引き裂きに強い素材を使用した底部など、とにかくハイスペックですが通気性の良さの秘密は背面のキュービックアイRピケライトにあります。

この不均一な畝状の生地が、キュービックアイRピケライト。バッグの素材としては世界で初めてポーターが採用したもので、特殊な立体ハニカム構造により優れた通気性や速乾性を備えています。

ビジネスリュックに相応しい、ミニマルデザインとスクエアフォルムを採用したラパックエアーVバックパック。背中の蒸れの原因となる、背面と背中の密着をメッシュパネルによって解決しています。シンプルなアイデアですが、特に自転車通勤では風が多く通るので実に爽快です。

メッシュ生地をピンと張ることで、バッグ背面と背中の間に空間を確保。クッションの役割も果たしつつ、蒸れを解消しています。