セレクトショップが本気で別注したバッグはやっぱりスゴイ！【ビジネス編】

ファッション業界でもとりわけトレンドに明るい職種の一つに挙げられるのが、セレクトショップのバイヤーです。ピッティはじめ世界中の展示会に赴き、そのシーズンに何が売れるかを見極め、ユーザーのニーズに合致したものだけを過不足なく買い付ける。機を見るに敏でなければ、まぁ務まりません。

そんな彼らがビッグブランドに掛け合って、インラインアイテムに独自のアレンジを加えたものがセレクトショップの別注品です。各々のパーソナリティが垣間見えるちょい足しは、どちらのファンにとっても注目の的。しかも今しか買えない限定品という付加価値も物欲を後押しします。

そんなエクスクルーシブなバッグを厳選紹介する次第。まずは、バーニーズ ニューヨーク、エディフィス、シップスがアイデアを投入した、ビジネスシーンでも使える今季新作をご紹介いたします。

ミラノで100年以上の歴史を持つラグジュアリーバッグブランド、「フォンタナ ミラノ 1915」のアイコンモデル「エー バッグ」をバーニーズ　ニューヨークがアレンジ。従来のサイズに加え、日本人がデイリーユースしやすいコンパクトなサイズを作りました。厚みがあって堅牢ながら手触りはソフトなトーゴレザーも相まって、ビジネススタイルからカジュアルスタイルまでを格上げしてくれます。

バーニーズ　ニューヨークが型からオーダーしたビジネスバックパック。耐久性、対候性、耐黄変性、撥水性に優れる上、型崩れしにくく形態安定製も備えた「ディクロス ソロ」というポリエステル素材を採用。スーツに背負ってもしっくり馴染むだけでなく、おカタい席でも使えるようブリーフケースのように手持ち可能なハンドルを備えた点も心憎い。

フロントコンパートメントには細やかなポケットを内蔵。ガジェットやノートPCの収納も想定内です。

イタリアが誇る革製品のメッカ、トスカーナ地方で1955年から続くレザーブランドにシップスが別注を掛けたクラッチバッグ。デートにディナーに街歩きと、大人のデイリーユースにもうってつけ。黒やネイビーなら冠婚葬祭もお手の物と、コンパクトながら活用頻度はすこぶる高い。着脱可能なストラップを外せば、バッグインバッグとしても使い回せます。

内装はコンパクトでも多くのものが収納できる大きな一室構造。側面にレザーのカードケースとジップポケットが備わります。L字ジップを全開しても中身がこぼれ落ちないよう、マチが施されているのも憎い配慮です。

スライドハンドル、キャスター付きの21インチトロリー。通常はレザーストラップが付くところ、ネイビーとサックスブルーのキャンバスベルトが付属。さらにライニングには英国王室御用達のテキスタイルメーカー、トーマス・メイソンのグレンチェック生地を採用。ドレッシーにして爽やかな印象に仕上がっています。

中はベルトが2本内蔵した1気室構造。シャツ生地による内装にメタルロゴがキラリと輝く、所有者のみに許された優越感も嬉しい限り。

世界の大海原を航海するビジネスマンを船の最高責任者たるキャプテンになぞらえた「キャピターノライン」の人気作を、エディフィスがカスタマイズ。リモンタナイロン製のボディはそのままに、インラインではサフィアーノレザーだった補強パーツを撥水性の高いシボ革に変更。リッチな表情を際立たせました。ネイビースーツに背負うなら、こんなバックパックがオススメです。

ボディと共地のショルダーストラップが付属。上部と右サイドにハンドルが付いているのも気が利いています。