【注目】最強のTシャツは、なんとコーデュラ製!?

コーデュラナイロン。詳しくは知らなくても、その名を聞いたことがある人は多いはず。一般的なナイロンと比べて、耐摩擦性、耐久性、耐水性が格段に優れているコーデュラナイロン。同素材を使ったバリスティック生地が、防弾チョッキの表地として使われていることでお馴染みです。
 
そのタフさからバッグやブーツなどでよく使われていますが、昨今はウールと混紡したコンバットウールなど、ウェアにおいても散見。コーデュラナイロンの可能性を広げています。そんな中、この残暑に注目したいアイテムが登場しました、コーデュラベースレイヤーファブリックを使ったパックTシャツです。

その強靭な性質から、バッグやブーツでの登用が目立ったコーデュラナイロン。コンバットウールではナチュラルな風合いを実現しましたが、コーデュラベースレイヤーファブリックは肌に直接触れる生地として成立させているのです。インビスタ社製のT420ナイロン66繊維とコットンを混紡したコーデュラベースレイヤーファブリックは、冒頭で述べた性能に加えて水分調整機能や熱を帯びても溶け落ちないなど、肌着としての理想を実現。バッグで使用される堅いコーデュラナイロンとはまるで違い、優しい肌触りに仕上がっています。
 
そんな同素材を、この度Tシャツブランドのフォース ア ベターが採用。ベーシックな白TをパックTとしてリリースしてくれました。実は、パックTシャツとしての販売は、これが世界初！　軍の支給品としては40年ほど前から実現していた素材とあってなんだか意外ですが、昨今ノームコアファッションの人気から白のパックTシャツが人気だけに、グッドタイミングと言えます。特にこれからの夏フェス後半戦に向けて、断然買いです！

コットン60%にコーデュラナイロン40%を混紡した生地は、摩擦や引き裂きに強く、耐久性も一般的なコットン生地と比べて約6倍。さらに軽さや速乾性にも優れるという、いわばTシャツとして万能な生地なんです。それでいて、コットン60%なので風合いはいかにも化繊な感じではなく、実にナチュラルです。

機能系によくあるタイトシルエットではなく、一般的なお洒落Tシャツとして成立するシルエットに。サイズがS〜XLまで揃うのもうれしいですね。

今年4月にスタートしたフォース ア ベター、通称FAB。プラスONE機能をスローガンに掲げる同ブランドにとって、コーデュラベースレイヤーファブリックはまさに理想です。

1967年に誕生したコーデュラナイロン。以来、アメリカ軍のユニフォームをはじめ、防弾ベストやバッグ、ブーツ、そして今ではデニムやスーツにまで幅広く採用されています。

フォース ア ベターから同時にリリースされた、ミリテックファブリックを採用したTシャツ。こちらはコットン100%の6.2オンス生地ですが、耐久性や吸水速乾性、冷感性を備えるなど、コーデュラベースレイヤーファブリックに劣らぬハイスペックを誇ります。