軽やかに品格を纏える! 大人のTシャツスタイルとは!?

 「人は尊厳のために服を着る」とは、英国の芸術家エリック・ギルの言。そう、人はどんなに暑くて不快でも、人としての尊厳や品格を保つために服を着るわけです。

とはいえ、夏にＴシャツ一枚で過ごす際、快適さと同時に上品さを保つのは至難の業──ですが、"Affordable Chic -上質を着こなす日常 -"をコンセプトにクリエイティブディレクターに数々の雑誌を率いてきた戸賀敬城氏、デザイン監修に「ジュンハシモト」デザイナーの橋本 淳氏を起用した「アウール」のトップスなら余裕。

モテるために服を着る、オヤジのための逸品をご紹介します。

高品質ジャージーを用いる『ニュージャージー』コレクション。そのなかでもニット糸を用い、独特の膨らみと柔軟性を備えるコットンジャージー採用の“ウェグナー”シリーズのクルーネックTシャツ。

異なる編みで変化をつけた襟リブや自然な艶で、Tシャツはまるでハイゲージニットのような上質感。同素材のカーディガンを合わせてアンサンブルでこなせば、軽艶スタイルの完成です。

同じく『ニュージャージー』コレクションですが、本作は丈夫な三子撚り糸を極限まで高密度に編んだコットンジャージー製の“ペイジー”シリーズのヘンリーネックT。強い光沢が上品セクシーです。

黒蝶貝を用いたちょいデカめのボタンにより、ヘンリーネック特有の男らしさはそのままに艶っぽさとリッチさを加味。しなやかでハリのあるジャージー素材は一枚でも十分な存在感があり、ドレスなスラックスとも好相性です。ストライプでヘンリーネックのライトブルーをひろうと、よりスマートな上品さがアップしますよ。

“ペイジー”シリーズの半袖カットソーはポロシャツも展開。前立てを用いないミニマルなデザインが、素材の光沢感と相まって色気を引き出します。タイトすぎない絶妙なシルエットもいいんだな。

ニット素材のリブ襟は台襟付きのように立体的に編まれており、ボタンを開けてもダラしなく見えません。細部までこだわった仕様はさすがのひと言。カーキも光沢があると暑苦しくなく、さわやかかつセクシーに着こなせるのです。

オヤジの最難関アイテムである白T。“ペイジー”シリーズのクルーネックなら、しなやかでしっかりとした素材感と光沢、タイトすぎないシルエットにより、下着に見えず一枚で着ても品良くキマります。

細すぎず大きすぎないモダンなシルエットで、セットアップのインナーとしてもピッタリ。一枚でも美しい光沢としなやかなドレープにより、無地ながらサマになりますよ。