2019.10.11
【解説】大人がミリタリーを着るなら、アメリカンでイタリアンなのだ!
アメリカンスタイルの人気と共に、ミリタリー人気も再加熱。ミリタリーはもはや定番スタイルとはいえ、大人然とした着こなしをマスターできているでしょうか?
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写真/蜂谷哲実(hachiya studio) スタイリング/四方章敬 文/安岡将文
大人ミリタリーは、引き算コーデが原則です

M-65やカーゴパンツは、イタリアファッションでも馴染みのあるアイテム。MA-1も昨今トレンドアイテムとしてラグジュアリーなブランドからリリースされたとあって、その着こなし方は慣れたものと自負している人も多いでしょう。
とはいえ、ミリタリーアイテムはそもそもインパクトが強いだけに、ひとつ間違えると無骨すぎる印象に……。それを回避するための絶対ルールが、ミリタリー1点主義です。
アウターにしろパンツにしろ、ミリタリーアイテムはコーデにおいて1点のみ。加えて、合わせるアイテムもカジュアル度を抑え、配色もロートーンでまとめる。つまり、アメリカンな軍モノをイタリア的なドレスの手法でまとめると、ミリタリーのタフさが控えめとなり大人顔になるってワケなんです。
◆ アルファ インダストリーズ
得意とするのは、MA-1だけじゃありません

野戦用とあって土クサくなりがちなモデルですが、ブラックにすると比較的控えめに。フランネルのスーツやドレスブーツにさえ馴染んでしまいます。
ただし、すべてをダークカラーでまとめると重たくなるので、インナーはハイゲージニットで柔らかさとトーンアップを図りましょう。

「アルファ インダストリーズ」とは・・・
1959年に創業した「アルファ インダストリーズ」。MA-1をはじめとしたフライトジャケット作りの名手であり、最も知名度の高いアメリカンミリタリーブランドと言えるでしょう。
その高規格なアイテムは、もちろんアメリカ軍への納入実績あり。昨今のMA-1人気から、さらに支持層の裾野を広げましたが、実は創業時はM-65の大手コンストラクターの下請けファクトリーだったこともあり、M-65においても名手と評判です。
◆ プロッパー
コアなミリタリー好きの間では周知のブランド

少々野暮ったさはありますが、プレッピーとは好相性。ジャケットはベーシックなネイビーで合わせる一方で、ニットでは鮮やかな色を合わせて垢抜けさせるのがポイントです。足元は、スニーカーではなくローファーを選べば大人っぽくキマります。

「プロッパー」とは・・・
ベトナム戦争の最中である1967年に創業。高機能かつ耐久性の高い作りから、アメリカ軍だけでなく警察などでも採用され、昨今はアウトドアウェアとしても人気を獲得しています。
また、その丈夫な作りとは裏腹に、リーズナブルな価格に設定されている点も大きな魅力。
ブランドとしてではなく、あくまでメーカーとしてモノ作りに徹している姿勢は、サバゲー愛好者などコアなミリタリーファンからも高い評価を得ています。
◆ アヴィレックス
憧れの名映画で、ココンチのアイテムが登場してます

とはいえ、フライトジャケットの大定番だけに、ミリタリー感は強め。ならばいっそ、ハイゲージニットにスラックスを合わせ、さらにモノトーンでモードな雰囲気にまとめるのが得策です。

「アヴィレックス」とは・・・
1975年にアメリカ空軍へのコンストラクターとして創業。空軍が定めた厳格な規格をクリアしたフライトジャケットは民生品においても人気を博し、映画『インディジョーンズ』や『トップガン』などでも同社のフライトジャケットが登場しています。
現在では、トータルスポーツカジュアルウェアブランドとして成長するも、依然としてアメリカを代表するミリタリーウェアブランドとして不動の地位を守り続けています。
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