旬な英国チェック柄を大人に着こなす方法をコーディネート実例で解説

英国スタイルがトレンドを牽引するなか、今季一段と熱い視線が注がれているチェック柄。と言っても、チェック柄は無数にあります。物によっては、柄の主張が強くて着こなし方に窮する場合も……。でも、使いドコロと合わせ方に気につければ、どんなチェック柄も恐るるに足らず！

今回は、3つの好例をご紹介しますが、大前提のお約束があるのです。それが、チェック柄は1点投入が原則というもの。スーツのVゾーンならまだしも、カジュアルウエアでチェックのアンサンブルは危険です。トレンド感は1点でさらりと。この侘び寂び使いが、大人なチェック柄使いのツボです。

いくらトレンドとはいえ、シャツ以外ではチェック柄に馴染みがないという方もいることでしょう。そんな時は、巻き物で取り入れるのが、挑戦しやすくお手軽です。ただし、巻き物で取り入れるなら大柄にチャレンジを。

トレンドの英国チェックにおける代表的存在であるタータンチェックを大柄で配したこんなストールなら、小面積でも存分にトレンド感あり。レザージャケットをモノトーンでまとめた男らしいコーデの場合、柔らかさと気品も漂わせられます。目線が首元に行くので、小顔効果も期待できますよ。

スーツやビジネススラックスでチェック柄パンツを穿いていたとしても、意外にカジュアルコーデでは縁がないという方も多いのでは？　また、昔々にゴルフファションとして流行したことがあるだけに、オジサンのイメージもあるかもしれません。

それを回避する最も手っ取り早い策は、ブラックウォッチなどのダークカラーを選ぶこと。トーンが抑えめなら、大柄でも落ち着いた印象になります。

また、ブラックウォッチはクラシカルな柄なので、あえてスポーティなアイテムに合わせてみるのもあり。軽快さと大人っぽさを兼備したミックススタイルになりますよ。

上級者は、最も面積が大きなコートで取り入れてみましょう。トレンド感を直球で楽しめます。今季は大柄チェックのコートも豊富にリリースされていますが、流石にそこまでは・・・という人はガンクラブチェックやハウンドトゥースなど、小柄で均一なパターンのものがオススメです。

さらに、色の主張が抑えめなモノトーンは狙い目。それなら、英国スタイルに縛られることなく、例えばこんなパープルのニットと合わせたモードなコートスタイルだって楽しむことができますよ。