センスがいいと言われる人の共通点とは？ 意外な小物がキーだった

上のスナップの御仁たち、実に粋にコートを着こなしていますよね？　こんなふうになりたいと思うなら、いま一度写真をじっくりご覧ください。三者三様のコートを纏い、コーディネートも異なりますが、一点だけ共通する部分があることにお気づきでしょうか？

そう、皆さんコートの胸ポケに小物を差し込んでいるんですね。コートさえ羽織れば冬スタイルは完了すると考える人も多いようですが、コートは面積が広いアイテムだけに、ときに全身をのっぺり見せてしまうことも。

それを回避するために彼らは胸にポイントを持たせ、メリハリをつけたというワケ。グローブやサングラスなら男らしく、ポケットチーフなら華やかにと、差し込むアイテムによりコートスタイルの印象が変わるのもこのテクの面白いところ。どれも簡単ですからぜひ真似しちゃいましょう。

コートの胸ポケにグローブを無造作に挿すのは、イタリアの男性に多く見られるテクニックなんです。これを真似るなら、グローブはなるべく上質素材のものがオススメです。その点英国の老舗、デンツのものなら申し分なし。

こちらは柔らかなヘアシープの一枚革で仕立てられたもので、スマートフォンのタッチパネル操作も可能とは驚きました。グローブ製作の老舗デンツゆえ、手にはめた瞬間から肌に吸い付くような滑らかフィットが堪能できます。

チーフはスーツやジャケットの胸ポケに挿すもので、コートの胸ポケにはそぐわないと考えている人もいるかもしれませんが、そんなルールはございません。白のリネンチーフをスクエアにして挿したりしたら、さすがにチグハグかもしれませんが、柄の効いたシルクチーフをクラッシュやハプドで無造作に突っ込むのはアリですよ。

こちらは、タイやスカーフも有名なイタリア・パレーゼの名門ブランドが手がけたシルク100%のプリントチーフ。少し大判ゆえにボリュームが出てコートの胸元にもぴったりです。

サングラスもコートの胸ポケに挿す小道具としてなかなか優秀。ただその挿し方にはちょっと注意を。ツルの部分が外に出るよう挿しがちですが、アクセント効果を高めたいのなら、写真のようにレンズ側が表になるようにするのが正解です。

ちなみにこちらはお馴染みディータのスポーツライン「ディータ ランシエアー」のサングラス。クラシックなデザインですが、ガラスのような透明性や耐摩耗性を備える特殊ポリカーボネイト製レンズを装着し、抜群に快適な掛け心地の一本です。