2022.09.15
ヴィンテージデニムを大人に着こなす方法
ヴィンテージデニムは、味わいのある表情が最大の持ち味。こなれた大人は、そんなやんちゃ=不良(ワル)さ漂う雰囲気に色気をプラスオンさせて、その魅力をさらに引き出すことに長けています。秋は、コートやストールでエレガントに攻めるのが正解。早速、実例とテクニックをお見せしましょう。
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写真/平郡政宏 スタイリングディレクション/村上忠正 スタイリング/土屋大樹 ヘアメイク/yoboon 文/押条良太(押条事務所) 構成/長谷川茂雄
不良(ワル)な味ありデニムをエレガントにこなすのが粋
もちろん、リアルな色落ちや経年変化がもたらす不良(ワル)な雰囲気も大きな魅力。
ただ、その圧倒的な存在感ゆえに、こなしにはちょっとした工夫が必要なんですね。何も考えずにただ取り入れてしまうと、やんちゃな雰囲気や、ダメージのハードさが悪目立ちしてしまったり……。
それを防ぐためには、こなしに品のよさやモダンさをプラスするのが効果的。具体的に言うと、トレンチやスカーフといった、ヴィンテージデニムとは対照的な、華やかな雰囲気のアイテムを積極的にプラスするのです。
こうすることで、ヴィンテージデニムならではの不良なテイストと洗練が、絶妙に溶け合うこなしができます。それでは、その塩梅を解説しましょう。
Style#01
大人っぽくこなすなら、アウターはトレンチで
色落ち加減はリジットよりも軽く見えるブルーが理想的です。特に、縦落ちが美しい“薄青”ならば、不良さと品格を兼備した雰囲気が演出しやすくなります。
で、合わせるアウターはトレンチがゴールデンチョイス。もともとミリタリーが出自のコートだけあって、男らしいデニムとの相性がよく、さらに裾のゆらぎによって大人な雰囲気を醸し出すことができます。
インナーは黒シャツ、足元は黒ブーツで全体を引き締めつつ、仕上げは大判のシルクストールで華やかさと優雅さをプラス。
不良なエッセンスと品を備えたモテるヴィンテージデニムのこなしとは、かくなるものを言うのです。
◆ POINT 1
黒テロのオープンカラーで首元に艶足しを
例えば、テロっとした黒無地のシャツなんかが好適で、こなしの印象をキリっと引き締めつつ、素材感が色気を醸し出してくれます。
特に今シーズンなら、トレンドのオープンカラーを選ぶのも手。首元の肌がチラ見えすることで、重くなりがちなデニム×トレンチのこなしが軽く見えるという効果も期待できます。
◆ POINT 2
ペイズリーのシルクストールで華やぎを注入
ただし、重く見えないよう、首にグルグル巻くのではなく、ふんわり軽く巻いたり、首から掛けたりして、優雅なゆらぎを演出するのがキモとなります。
さらに一段上を狙うなら、こんな風にトレンチのウエストベルトに巻き付けちゃうのも一興。この無造作な結び目が上級者的なこなれ感を醸し出します。
◆ POINT 3
こなしのシメは鼻先スラッのドレス顔ブーツで
ワークブーツだと重く見えがちですし、かといってスニーカーだと軽すぎる感も……。そこで出番となるのがブーツです。
それも黒いロングノーズのドレス顔ブーツなら、足元をシャープに引き締めつつ、かつ全体をエレガントに格上げすることができます。
デニムの不良さを緩和するキラーアイテムといえましょう。
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