え？ あのブランドも!? いまモノグラムがなぜ人気？

80年代、90年代リバイバル、そしてロゴモノ然りアイコニックなデザインが好まれる昨今のラグジュアリー×ストリート人気も絡み合った結果、すっかり定着の様相を見せているモノグラム。

昨今は、メゾンブランドだけでなくカジュアルブランドまでもモノグラムを提案しているんです。裾野がかなり広がっているってことなんですが、とはいえイメージ自体はモノグラム＝名門のまま。つまり、それを逆手に取っちゃえば、カジュアルなブランド&アイテムでも、クラス感アピールが可能ってことです。

ベーシックなアイテムも、モノグラムを乗せることで印象は一変。昨今古き良きアメカジが人気ですが、やっぱりリッチにアップデイトしたいという人は、定番アイテムのモノグラム変換なんて手もアリでは？

今秋冬シーズンで発表された、TとHを組み合わせたモノグラム。イギリス人グラフィックデザイナーのファーガス・パーセル氏とともに生み出したもので、クラシックにしてモダンさもにじむ同モノグラムは、アーカイブを再解釈した今シーズンにまさにリンクします。

モノグラムがウール混生地全面にあしらわれたボンバージャケット。リバーシブル仕様になっていて、裏返すとナイロン製のMA-1に。ゆったりしたシルエットとモノグラムの共演は、まさに今ドンピシャです。

トミー ヒルフィガーのシグネチャーカラーでモノグラムをアレンジしたパーカー。さらにフロントにはエンブロイダリーでロゴをあしらった、大人ストリートで今最も熱いクロスオーバーデザインに。

エクスクルーシブモノグラムと聞けば、イタリアンラグジュアリーストリート好きにはたまらないかと。Dと2を組み合わせたモノグラムは実にグラフィカルで、クラシックというよりストリートな雰囲気を強めます。こちらのデニムではジャカード織りで表現。ワークなアイテムも一転ラグジュアリーに。

上のデニムとまさしくマッチする、インディゴカラーのコットン×ウールニット。インターシャ編みによって表現されたモノグラムは、総柄ですがネイビーとあって意外にシック。昨今人気のアメカジ然り、あくまでカジュアルに着こなすには理想的です。

2019年に登場したJCモノグラム。クラシックにしてスタイリッシュ、ラグジュアリーにしてエレガントな同モノグラムは、ブラック×ゴールドを纏うことでココらしいエッジの効いた印象に。このタッセルローファーのフォクスレイなど、まさに。大ぶりなタッセルとともに、足元を華やかに飾ります。

こちらもブラック×ゴールドのモノグラムをあしらったクロスボディバッグ。本来スポーティなバッグも、同配色に加えジャカードファブリックでならゴージャス顔に一変します。コンパクトなバッグでこそ、チープに見えないモノグラムの使いドコロと言えますね。

2015年にブランド初のモノグラムコレクションが登場するも、しばらくインラインでは展開していませんでした。ところが、今シーズン待望の復活！ フェリージ家の紋章に描かれる盾をイメージしたモノグラムは以前よりもモード感が増し、大人のバッグで求められるクラス感を楽しませます。

カラーパレットは、ブラックとベージュの2色展開。ともにモノグラムを過度にアピールしない、控えめな表現となっています。素材はコーティングキャンバス。傷が目立ちにくサフィアーノ仕上げになっているので、実用的にも優れています。