【まとめ】ローファーもスニーカーもお洒落な人ほどボリュームがある件

永遠の楽チン靴であり、最もシンプルな革靴であるローファーは、ドレスにもカジュアルにも振れる守備範囲の広さがウリ。いわば究極の中庸を行く存在といえますが、最近はソールが厚く、ややカジュアル的なローファーの人気がぐいぐい上がっているんです！

理由は単純明快。オーバーサイズの着こなしが定着し、太パンが市民権を得た今、足元は“ぽってり”したボリュームで全身のバランスが取りやすいため。

それと二分するかのように、ファッション界では厚底スニーカーの人気は相変わらず。モードの方面では未来的なデザインが全盛ですし、ついにはこれまでシンプルなローテクスニーカーにとどまっていた本格靴メーカーも、ハイテク厚底スニーカーをリリースしはじめています。

結局なところ、ローファーもスニーカーも共通しているのは、ボリュームのあるフォルムが旬ということ。そんな視点で、イマドキなシューズをご紹介しましょう。

ローファーの最高峰としてファッショニスタを虜にする「180 シグニチャーローファー」に、まさかのトリプルソールVer.が登場しました。段差付きのボリューミィなソールにまず目を奪われますが、大胆なデザインとは裏腹に、ステッチは極美。アッパーのカーフも相変わらずキメ細く、端正なルックスをキープしている──そんな二面性のギャップに、問答無用で惹かれるのであります。

Ｌ字のウェルトを縫い付けて防水性や堅牢性を高めるチロリアンシューズの伝統製法、“ノルウィージャンウェルト”製法で作られたローファー「ランス」です。オイルをたっぷり含んだリスレザーや、革をかぶせた丈夫なモカも、ノルウィージャン由来の無骨な雰囲気を後押し。その存在感は、ローファー界最強といっても過言はナシ。装いのアクセントに重宝すること請け合いです。

虹色グラデーションが美しいエアマックス720 20の新色モデル。ポッドから放射状に広がるアッパーの成型ラインが、波を思わせる形状でフューチャリスティックな印象を醸しています。シリーズのアイコンになっているのは、アウトソールに搭載したエアユニット。ナイキ史上最大の容量を誇り、ヒールアップはなんと驚異の38mm。抜群のクッショニングをもたらしてくれるとあって、背高効果も抜群です。

そのルックスと機能性の高さがトップブランドに比肩することで人気のホカオネ。ランニングからハイキング、街履きまでシーンを問わず使える「チャレンジャー ロー GTX」。見た目のゴツさのわりに、手にすればすぐにわかる超軽量シューズです。厚底のアウトソールはトレッドが4mmと深く、防水ヌバックレザーとゴアテックスの防水ブーティーを採用しているので、雨の日や悪路もなんのその。いつでもどこでも安心して履けるんです。