あのジョン スメドレーが、ジャケットを作った!? その完成度は？

歴史あるニットメーカーは数あれど、1784年創業のジョン スメドレー（以下ジョンスメ）は、その伝統と信頼感、安心感が群を抜く英国を代表するブランドです。代名詞でもある「ジョン スメドレーズ シーアイランドコットン」の肌触りの良さ＆美しさはもちろん、どんなアイテムにも馴染んで悪目立ちせず、快適な着心地と大人のエレガンスをキープしてくれるニットのコレクションは鉄板の名品ばかり。

ちなみに昨年は、ゆったりフィットする今風シルエットのシンプルニット「Sweaterシリーズ」をリリースして話題になりましたよね。
 
そんな便利でありがたいニットブランドからこのたび、“ニットを際立たせる”新ラインが登場。それがジョン スメドレーズ クロージング コレクションです。
 
これまでニット専業ブランドだったジョンスメが、新たに展開するクロージングラインは、ウールのジャケットやパンツ、布帛のシャツやブルゾンなど、トータルなコレクションをメンズ＆レディスで展開。しかもこれがクラシックなラインではなく、今風のモダンコレクションとあって、若い人からファッション通の大人まで刺さるコレクションと話題なんです。
 
基本的なコンセプトは「ニットを引き立てるコレクション」ですが、各アイテムはコーディネートしやすいシンプルかつミニマルなデザインで、少しユルめのシルエットはトレンドが入っています。

従来のジョンスメのクラシックなニットと同じように、年齢もスタイルも幅広いコーディネートに取り入れやすい名作ばかり。ワードローブのレギュラーポジションとしても実力あるアイテムが揃っていますので、ぜひご注目ください！　

クルーネックやVネックといったクラシックなニットだけでなく、モックタートルのようなデザインもラインナップに取り揃えているのが、最新のジョンスメなんです。

インナーにはアイコンともいえるジョン スメドレーズ シーアイランドコットンを使ったモックニット。これをカットソー風に着た上からでも、羽織れるようにウール素材のシャツは、オーバーサイズに仕立てられています。

同系色のサマーウールイージーパンツとのセットアップスタイルも、最新のジョンスメならミニマルでモダンで大人っぽくまとまります。英国というか、ロンドンらしい知的なカジュアルスタイルとなっているだけに、とっても現代的なコレクションだということがおわかりいただけるでしょう。

ジョンスメのネイビージャケットは、高めのボタン位置に、下がり気味のゴージラインの下がり気味角度のバランスが、さりげなくデザイナーズっぽい趣。裏地なしの軽い着心地ですが、羽織ってみると肩はしっかり立体的なので、オンにも着られるエレガントな一着です。

もちろんドレスシャツにタイドアップして手持ちのグレスラともコーデできる、汎用性が抜群に高くてしかも、クラシック過ぎない顔立ちでしょ。

ゆったり羽織れるオーバーサイズのシャツは、素材にトーマスメイソンを使用。トーマスメイソンといえば、創業1796年という英国の超老舗で、ジョン スメドレーとは、ほぼ同世代といってもいい歴史あるブランドです。

シャツ生地とニットという相まみえることのなかったはずの２つのブランドが、200年以上の時を経て幻のコラボを実現しました。

ナイロン58％コットン42％の混紡クロスを使ったフーデッドジャケットは、余計なデザインを一切省いたミニマルなデザインで、ゆったりシルエットで肩が落ちる今風のショート丈ブルゾンです。

ダブルジップでウェストはドローコードで絞れるタイプ。ニットの上から羽織るだけのシンプルなコーデでも、フードが大きめなのでモダンに見えるのです。

ウェストにエラスティックを使ったベルトレスのイージーパンツは、先シーズン話題となったゆったり着られる「Sweaterシリーズ」のニットと合わせてもいいでしょう。

強撚糸を使ったサマーウール素材なので、サラリと清涼で快適な素材感が楽しめます。サイドに縫い目のないオリジナルのパターンは、横からの姿もスマートでモダンな見た目に昇華してくれますよ。