吉田カバン・ポーターの人気バッグはヴィンテージな雰囲気がすごすぎる件

「このバッグ、1930年代頃のヴィンテージなんですよ〜」。

そんな触れ込みで古着屋にあれば、信じてしまう人もいるのではないでしょうか。こちらはヴィンテージでも古着でもなく、まるっきりの新品なんです。

ポーターが展開する「クラッグ」シリーズでして、長年使い込んだかのような独特の色合いが特徴。この雰囲気を出すために、オリジナルのナイロン×コットンのバックサテン地を2種類の染色液に連続して浸す「二浴染め」という方法で味出ししているんです。

この製法でムラ感のある色合いと、乾燥時の絶妙な調整でパリッとした生地感が生まれるとのこと。ひとつひとつの色合いやシワの具合が異なるので、オンリーワン感を楽しめるのが最大の魅力です。たった一つで存在感があるので、コーディネートに男っぽさを出したい時に合わせるのがオススメです。

高密度に織り上げた生地は、「二浴染め」後の乾燥によって目がさらに詰まり、コシが強くドライな表情に仕上がっています。

こちらは2WAYボストンバッグのLサイズ。見た目の迫力とは裏腹に、実物はとても軽量です。また、物が入っていなくても自立するほどのオリジナル生地のコシ感が最大の特徴。よりヴィンテージ感を楽しむなら、このコヨーテカラーは打ってつけです。

ゴワッとした独特な手触りと立体的なフォルムが特徴であり魅力。また、生地とテープの境にパッカリングが起きている点にも注目で、そのシワと表情が、長年愛用してきたかのような経年変化感を演出します。

正面にはジップ&フラップポケットを2重に配し、サイドにはオープンポケットが。スナップボタンで開閉するメインコンパートメント内にも、大きなオープンポケットを2つ採用しています。

近所に出かける際にちょうど良いサイズのショルダーバッグ。小さくとも味のある風合いと、底部の補強テープをはじめとしたタフな作りはお墨付き。トートバッグと同様に、サイドやメインコンパートメント内装のオープンポケットも健在です。

背面にもスナップボタン式のポケットが2つと、このサイズ感でありながら十分な収納力。春のコーディネートに、この存在感と実用性は頼りになりますよ。

雰囲気満点のリアルなヴィンテージ感を表現する本シリーズの「二浴染め」は、繊維産業で有名な岡山県の倉敷市で行われています。染色後に絶妙な温度と時間で行うドラム乾燥こそが、今までにない質感やタッチ感を実現しているのです。

リュックサックに装備している広い口元のサイドポケットは、ガーデニングバッグに由来していて、物の出し入れもスムーズ。底部のジグザグのステッチワークが、補強も兼ねたデザインポイントになっているのも見逃せません。ちなみにオリーブは店舗限定カラー。