「スエードブルゾン」でドライな色気を醸し出せば……？

カラッとドライな男らしさを演出できるのが、やや明るめな"サニーブラウン"と名付けたブラウンスエードです。その乾いた表情は、タフななかに男らしい色気を醸しますがスエードゆえいたって軽やかな雰囲気なのですよ。

ブラックに近い濃紺、すなわち“ミッドナイトネイビー”のスエードはシックでエレガントゆえに、控えめな大人のセクシーさを漂わせることができます。黒ではなくネイビーゆえに、表面の陰影と相まって重くならないのです。

装いを軽快に見せる要素はいくつかありますが、そのひとつがシルエットです。なかでもアウターは、見るからに颯爽とした短丈のブルゾン系がやはり軽やかに見えるもの。LEON3月号でプッシュした短丈アウターは、まさにそんなショートレングスの軽妙洒脱さにスポットを当てたわけですが、短丈ブルゾンはスポーティカジュアルの代表格ゆえ、セクシーさは控えめ。艶を足すには、もうひとつの要素である素材をひと工夫したいところです。

で、最適解がスエードの短丈ブルゾン。艶足し素材の代名詞がレザーですが、表革のギラッとした濃厚な色気に対し、スエードならカラッとしたドライな色気を足せるのですね。光沢ではなく陰影があるので、見た目も断然軽やか。そんなスエードは色によっても異なるテイストを演出できるので、デートで使い分けられる２色を厳選しました。ぜひ今春は２着揃え、軽やかセクシーな装いでデートをお楽しみくださいませ。

名付けたとおり、陽光の下でこそ映えるのがサニーブラウンのスエードブルゾンです。乾いた男らしさが引き立ち、実にセクシーに見えるのですね。暖かくなるこれからの季節、オープンカーでのドライブデートやショートトリップにもぴったりかと。

同ブランドならではのジャストフィットで着こなせるオーダー革ジャン。柔軟なゴートスエードを極限まで薄くし、裏面にナッパランという樹脂加工を施したレザーで仕立てるブルゾンは、裏地不要で軽快な着心地。ライダーズとドライビングブルゾンの中間的なデザインも◎。

色っぽいブラウン×ブラックの色合わせをスエードブルゾンと黒デニムで実践。カジュアルな合わせですが、大人らしく、そして艶っぽく見えるのですね。インナーはベージュのTシャツでミニマルにまとめると軽やかにまとまります。

ミッドナイトブルーのタキシードが夜会で映えるように、ミッドナイトネイビーのスエードブルゾンも夜デートで艶めきます。夜でもギラつかず軽妙なエレガンスを放つゆえ、目をギラつかせた小僧とは一線を画す余裕な大人を演出できるわけです。

イセタンメンズの別注モデル『アレッシオ』は、パッチポケットを排し、比翼仕立てでミニマルに仕上げたシャツアウター。幅広くコーディネートしやすいのに加え、インナーにもアウターにも使えるスグレモノです。薄手のゴートスエードは非常に軽量かつ柔軟で、布帛のシャツ感覚で羽織れますよ。

ミッドナイトネイビーのスエードブルゾンのエレガントな色気を活かすには、ハイゲージニットや透けるようなカシミアストール、ネイビースラックスなど上品なドレス系で揃えるのが正解。ダークトーンで揃えるとよりシックに。

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