【現地レポート】 2023年秋冬、イタリアのお洒落はどうなる？

“大人のオトコが帰ってきた”。

フィレンツェ、ミラノでの流れを総称するとこれに尽きます。ピッティにはエレガントなオヤジたちが集い、ミラノでは多くのブランドたちが自身のオリジンを再度アップデイトするような“これぞ！”なショーが多く見られました。

例えば、写真上の「ジョルジオ アルマーニ」のランウェイの最後では、きらびやかにドレスアップした男女が笑みを湛えて闊歩。業界ではジェンダーレス訴求も多く見られるなか、性差があるからこそのファッションであり、ラグジュアリーがあるという明快なメッセージを投げかけました。

格好つけてナンボ、で、まだまだ突き進むLEONとしてはこうしたムードは大歓迎。そんな大人の、オヤジの皆さまに共有したい現地から感じた新たな“色気”の傾向をお伝えいたします。

最新事情を象徴するスタイルはコチラ！

ここ数シーズンのコートはオーバーサイズが主流でした。が、今季はほどよく身体にフィットしたひざ丈ロングコートに身を包んだ、オヤジさんが大豊作。纏うだけで色っぽいスタイルへ！

しばらく影を潜めていたタイドアップスタイルに身を包んだオヤジさんも復活傾向に。カチッとしすぎないリラックス感のあるスタイルが、イマドキのしなやかで軽やかな男らしい色気に。

ピッティにヴィンテージ・ブースが新設されるほど、イタリアでも“過去”が盛り上がりを見せています。その流れを受けて、本物と見紛うように精巧なヴィンテージ調デニムをはいたオヤジさんが目立ちました。

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