2023.04.14
春に最適なブーツ!? その新しい選びのポイントとは?
茶のスエードブーツといえば、野性味やリラックスした趣が魅力。ですが、よりイマドキにこなすには“軽薄”のアップデートが欠かせません。そこで選ぶべきが“短丈”。大人の色気が滲む、理想のこなし方を解説しましょう。
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写真/山本雄生(人物)、蜂谷哲実(hachiya studio/静物) スタイリング/四方章敬 ヘア/Takuya Baba(SEPT) 文/秦 大輔 編集/長谷川茂雄
短丈を選ぶだけで、スマートかつ“軽薄”に
とりわけ茶スエードのそれは野性味やリラックスした趣を表現できる大人の鉄板チョイスですが、これをイマドキに履くには、やはり“軽薄”の意識が欠かせません。
そこで選ぶべきが“短丈”のスエードブーツ。いわゆるな編み上げブーツではどうしても重たい印象が出てしまいますが、アンクル丈ほどのそれなら、印象軽やか。ドレッシーな趣もある分、断然スマートにこなせるのですよ。
かつ、色や素材、小物といったスタイリング全体で“軽薄”を表現するのが、モテる大人のやり口。
以下、着こなしの実例を挙げながら軽薄を色気に変えるポイントを解説しますので、どうぞご参考に。
◆ モテる短丈ブーツの履き方実例
淡色のセットアップが“軽薄”を後押し
全体的に淡いトーンにまとめることで、軽やかで華やかなスタイルを表現することができます。
また、上下をセットアップとしたことで、カジュアルながら上品な印象に。ここも、大人の色気を表すポイントです。追ってポイントを見ていきましょう。
◆ POINT 1
裾とブーツの間にチラりと覗く足首が、色気の源
そしてもう1つ、モテる“軽薄”の重要ポイントとなるのが、スラックスの裾とアンクル丈のブーツの間からチラりと覗く足首。
この“余白”に色気が滲むと心得ましょう。
◆ POINT 2
色味だけでなく、風合いも“軽薄”なスタイルの肝
中に挟んだ、大柄なメランジ調のニットも然り。地色でアイボリーを拾うことで一体感が増し、ぐっとエレガントにこなせる次第です。
◆ POINT 3
時計のブレスレットから覗く素肌に、色気が滲む
ラダー(はしご)ブレスレットと呼ばれるクラシカルな意匠ですが、コマの間から覗く素肌に、これまた色気が滲むわけです。
◆ POINT 4
仕上げにはクリアフレームのサングラスが重宝
様々なスタイルにハマる鉄板は、やはりウエリントン型。トレンド感も表現できるうえ顔馴染みもよいとあっては、持っておいて損はないでしょう。
◆ モテる短丈ブーツ その1 「ジェイエムウエストン」
スタンダードにして流麗極まる、温故知新のチャッカ
堅牢なグッドイヤーウェルト靴にして、コバが見惚れるほど薄いのは、ジェイエムウエストンの精緻な職人仕事あってこそ。
アッパースエードはベルベットを思わせる滑らかなタッチと、高級感も申し分ありません。
◆ モテる短丈ブーツ その2 「チャーチ」
ブラウンとアイボリー。やっぱり相思相愛です♡
ブラウンスエードは、カシミアタッチな極上のそれ。アイボリーのラバーソールとの相性もご覧の通りで、言わずもがなこれが軽やかな印象をもたらすのです。
履き口に型押しされたブランドネームが、さりげないアイキャッチに。
◆ モテる短丈ブーツ その3 「オールデン」
靴ツウからの熱視線も間違いナシの変則オールデン
ラストはオールデンを代表するドレス木型の「バリーラスト」ですが、ヌメ色の荒々しいコバが、そこへカジュアルな風情を添えています。
ソールは生ゴムのプランテーションクレープソール。クッション性◎ゆえ、足取りも自ずと軽快になることでしょう。
◆ モテる短丈ブーツ その4 「エンツォ ボナフェ」
見たことあるようでない、アンクル丈のダブルモンク
アッパー素材は、英国のスエード名門、チャールズ・F・ステッド社のそれ。キャメルカラーの発色も美しく、金色バックルがそこへ華やかな趣を添えています。
そして薄身のレザーソールや、マッケイ靴ならではの華奢さが、理想の“軽薄”を生むのです。
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