モテる大人の真っ白スニーカーのこなし方

軽快で上品な足元が作れることから人気の真っ白スニーカー。

いろいろな装いにマッチするということから、多くのブランドがこぞってリリースしています。とはいえ、誰もがそのポテンシャルを活かし切っているかというとさにあらず。

テキトーな装いではせっかくのエレガンスが台ナシになることも。そこで、真っ白スニーカーが最も輝く着こなし方を改めて再定義いたします。

真っ白スニーカーの利点は、何といっても快活で上品なところ。ですので大人っぽい装いに合わせるべきことは論を待ちません。

しかもスニーカーゆえの軽快さを活かす意味から、アクティブな要素も見逃せません。つまり上品＆軽快の象徴＝軽・薄化繊素材のセットアップに合わせるのが正解、となるのです。

そして汚れなき白の美観を引き立たせる狙いから、コーディネートも引き算の美学に徹すべし。さすれば今風の颯爽としたアクティブ感と大人っぽく品格ある着こなしが誰にでも実戦できるのです！

真っ白スニーカーの美観を余すことなく引き立てようと狙うなら、余計な雑味のないモノトーンスタイルが最上です。

ゆえにセットアップはブラックなどダーク無地がひとつの理想。また、スポーティなシャカシャカ化繊素材ならスニーカーとも相性抜群です。

当然のことながら、合わせるシャツなども白黒系のモノトーンを選ぶのが鉄則です。

真っ白スニーカーと言っても、その種類は膨大。こういった大人系の着こなしにはチープな要素はいりません。見るからにリッチな作りの高級ブランドから選ぶのが正解です。

写真の一足は、ドラマ『セックス＆ザ シティ』にて主演を務めたサラ･ジェシカ･パーカーも愛用の高級ブランド。

漲るリッチなホワイトレザーが実にハイエンドな佇まい。極力縫い目まで控えたデザインもノーブルであり、大人の装いを足元から引き立てる仕上りです。

セットアップスーツはシンプルなデザインでOK。ヘタにデコラティブな要素があると、大人のエレガントな雰囲気が崩れてしまいます。

コーディネート自体もモノトーン縛りでストイックに。

ただし無地の白シャツや黒シャツではいかにも味気ありません。ちょっと遊び心や色気のあるフォトプリントものをかませると、洗練された洒落感が演出可能です。

シンプルなセットアップに虚飾を排した真っ白スニーカーの装いは、ともするとスッキリしすぎに見えることも。

そこで個性のアピールとなるのが腕時計という存在です。本格機械式を選んで大人の貫録をさり気なく組み込みましょう。

基本は白黒のモノトーンですが、男らしさがプラスできるカーキ系をチョイスすれば、ワンランク上のハズし感が漂います。

多彩なプレミアムダウンやテクニカルアウーターのリリースで知られるイタリアのヘルノ。

そんな実力派が、ハイエンドな白スニーカーを打ち出し注目されています。

真っ白なカーフレザーを主役にヒール部分にブランドの「H」モノグラムをあしらった洒落たデザイン。内装はクッションメッシュ仕様で、快適な履き心地も嬉しい限りです。

1998年にエルメスにて手掛けたシリーズこそ、ハイブランド初のスニーカーであったと謳われるデザイナーのピエール･アルディ。

自身の名を冠したブランドでもプレミアムなスニーカーを連発し世界中から支持を得ています。

今季の新作は曲線のラインを多用し個性を盛り込んだデザイン。内装もフルレザーかつクションを敷き詰めており、スペック的にもラグジュアリー。

かつてジェームズ･ボンドも愛したイタリアンスーツのトップブランドであるローマのブリオーニ。

スムースレザーとスエードを駆使しつつ、ステッチにてスポーティさを纏わせたデザインが非常に秀逸です。厚手にして僅かに丸みを帯びたソールが大人の余裕を演出する小粋な一足です。

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