2023.04.24

大人は「茶シャツ」で色気もエレガンスもイイトコ取り

誰もが持っている定番アイテムを新鮮に着こなす術から、まだ見ぬ新定番アイテムまで、アナタのワードローブに明日から使える逸品をお届けします。今回は「茶シャツ」の着こなしをご提案。コーヒーの味わい方に似て、ストイックに同色系でまとめても良し、白と合わせてまろやかにしても良し、なのです。

CREDIT :: 写真／TAKA MAYUMI　スタイリング／中西真也　ヘアメイク／山形哲矢（SIGNO）　文／小曽根広光　編集／渡辺豪（LEON）

Technique Point　

「茶シャツ」の基本のこなし方：Ｖゾーンに深みと色気を加味します

茶シャツのこなし方は、コーヒーの味わい方と似ています。シャキッと気分を引き締め、深いコクを楽しむのであればエスプレッソのごとく混ぜ物なしの同系色でまとめるとよし。ストイックでありながら味わい深く薫り高い色気に満ちた装いが完成します。

▲ シャツ2万900円／ブリッラペルイルグスト（ビームス六本木ヒルズ）、スーツ16万600円／タリアトーレ（トレメッツォ）、タイ1万8700円／フランコバッシ（ビームス六本木ヒルズ）、チーフ1650円／麻布テーラー（Y&Mプレスルーム）、ベルト2万5300円／デザインワークス（デザインワークス銀座）、サングラス6万2700円／アイヴァン 7285（アイヴァン 7285 トウキョウ）、時計256万3000円／ゼニス、靴8万3600円／クロケット&ジョーンズ（エストネーション）

イタリアの老舗ファブリックメーカー「アルビニ」のリネンで仕立てた一枚。襟型や仕立てはドレスシャツゆえ、このとおりタイドアップも美しくキマります。シルエットもほどよくスリムで、ジャケットの下でもゴロつきなし。

上品にタイドアップしつつ、濃茶のワントーンでキレもプラス。クラシックな茶をあえてモードに装うのも、セクシーに魅せる一手です。

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茶×白合わせでとにかくリッチに

キレのあるエスプレッソにミルクを入れるとまろやかなカフェラテになるように、茶シャツも"白"をブレンドすれば、ガラリと違った味わいに。茶の柔和さが引き出され、リッチな軽やかさを存分にアピールできますよ。

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ジャケットスタイルにも優雅なヌケ感が漂います

▲ シャツ9万1300円／キートン（ストラスブルゴカスタマーセンター）、ジャケット13万7500円／タリアトーレ、ベルト2万4200円／フェリージ（ともにビームス六本木ヒルズ）、パンツ3万9600円／ピーティートリノデニム（PT JAPAN）、スカーフ1万9800円／フラテッリルイージ×トゥモローランド（トゥモローランド）、ブレスレット72万9000円（参考価格）／ギンザタナカ、時計256万3000円／ゼニス

サラリとした肌触りと伸縮性を備えたコットンシャツは、ネックや袖つけ部分など要所に手縫いを取り入れることでさらなる着心地の良さを実現。しなやかなドレープ感に艶気も宿ります。襟の立体的なロール感もナポリの名手ならでは。

春夏において、茶と白のペアリングは最高。軽やかなエレガンスが際立ち、リッチな印象をアピールできます。ちなみにこのコーデ、ジャケットの柄も白×茶。細部まで色味をしっかり統一しています。

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白の上下も茶シャツでオトナに

▲ シャツ3万3000円／バグッタ×デザインワークス（デザインワークス銀座）、ブルゾン5万5000円／トゥモローランド、パンツ4万1800円／オーラリー、サングラス4万9500円／アイヴァン（アイヴァン東京ギャラリー）

レギュラーカラーの「ベルリーノ」モデルにナイロン×ポリウレタンのハイテク素材を採用。テロッとしたなめらかさに加え、ハイストレッチ性でノンストレス、しかもシワに強いイージーケア性まで備えています。見た目リッチでその実、楽チンな優秀作。

茶×白合わせは、それぞれの分量を調節することでも大きく印象が変わります。こちらは白を主役にしつつ、茶シャツを引き締め役に。夏の太陽に映える軽快さを存分に発揮しつつ、オヤジの深みも演出します。袖はザッとたくしあげてノンシャランにこなしましょう。

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スッキリ渋い〝アイスラテ”コーデ

▲ シャツ3万9600円／オーラリー、ニット2万5300円／フィリッポデローレンティス（ビームス六本木ヒルズ）、パンツ5万1700円／ピーティートリノ（伊勢丹新宿店）、サングラス8万7500円／マツダ（マツダアイウエアジャパン）、靴3万7400円／エストネーション

スーパー130'sの繊細なトロピカルウールを採用。立体的なドレープ美とサラリとした着心地が魅力です。紡績前に染めを行ったトップ糸を使用しているため、濃淡のついた表情豊かな茶に仕上がっています。ウールは秋冬の素材と思われがちですが、吸湿性に優れるため湿度の高い日本の春夏にも好適。

こちらは茶と白の分量をほぼ5：5にしたコーディネート。涼しげかつほろ苦い、さながらアイスラテのような味わいです。肩掛けニットで白を散らすことにより、メリハリも意識。

2023年5月号より
※掲載商品はすべて税込み価格です

■ お問い合わせ

アイヴァン東京ギャラリー　03-3409-1972
アイヴァン 7285 トウキョウ　03-3409-7285
伊勢丹新宿店　03-3352-1111
エストネーション　0120-503-971
オーラリー　03-6427-7141
ギンザタナカ　0120-556-826
ゼニス　03-3575-5861
ストラスブルゴカスタマーセンター　0120-383-563
デザインワークス銀座　03-3573-6210
トゥモローランド　0120-983-522
トレメッツォ　03-5464-1158
PT JAPAN　03-5485-0058
ビームス六本木ヒルズ　03-5775-1620
マツダアイウエアジャパン　0776-43-9788
Y&Mプレスルーム　03-3401-5788