デキる男はナイロンコートをスーツに合わせる！ その選びのポイントとは？

春のスプリングコート選びにおいて、軽いことは確かに重要です。日が昇って暖かくなってきた時に脱いでも、軽ければ手持ちも億劫に感じませんからね、おまけに、梅雨シーズンも視野に入れると、やはり薄手のナイロンを選びたくなります。

しかし、ただ軽ければ良いわけではありません。軽いからこそ、ビジネス然と見せるためにあることを意識する必要があります。それは、ズバリ着丈です。

ステンカラーにしろトレンチにしろ、生地感が軽いナイロンは着丈が長いものを選ぶのが鉄則。そうです、着心地は軽くとも、シルエットとしては重たくすることが重要なんです。

どれぐらいの長さが理想かと言うと、膝下以下。長めの丈はドレス感だけでなく貫禄も出るので、チープな印象になりがちな光沢の強いナイロンコートでも、きちんと感が演出できますよ。

軽さを享受しながらもチープに見えないのは、高密度に織り上げているから。光沢感も控えめで、ロング丈&ベージュカラーと相まってきちんとビジネス顔に収まっています。だから、グレンチェックという英国クラシックなグレースーツとだって馴染み良し。タイやシューズとの色みを揃えると、まとまり感が演出できます。

ガンフラップやウエストベルト、Dカンやレザーバックルといったトレンチコートにおける伝統的なディテールを踏襲。そんな中、ポリエステルにコットンをブレンドした生地が、春らしい軽やかさをアピールします。とはいえ、その淡い色みが軽さに終始せず、あくまで品良く見せてくれます。

素材はナイロン×ポリエステル。光沢感があっても軽さが過ぎない理由は、ブラックであること、そしてクラシックなトレンチコートであることも要因です。さらには、軽さを求めながらも裏地付きで、さらにエポレットやガンフラップといったディテールを簡素化していないのもポイントです。

ナイロン100%の生地を採用したペンリスは、極薄手で極軽量。撥水加工済みでさらにパッカブル仕様とあって、梅雨時や出張時に重宝します。光沢感が強めですが、長めの着丈が見た目の軽さを適度に抑制。

フードはデタッチャブルなので、ビジネスではステンカラーコートとして休日はフード付きでカジュアルに使い分けができます。