大人の定番スタイルを一発で新鮮に!? そのアイテムとは？

大人の男性の定番パンツといえばグレスラですよね。どんなスタイルにも使える万能のボトムスですけど、ちょっと気を抜くとコーディネートが凡庸になりがち。白Tや白スニとも相性がいいので、これからの季節も稼働率は高くなるわけですが、下手をすると人とかぶりまくる危険もあるわけです。

そこで、一発投入で着こなしがぐっと新鮮かつ、差がつくアイテムとして注目したいのが、カラフルなカーディガンなんです。

これ、一枚足すだけでびっくりするぐらい着こなしが変わるんですが、注意点したいのは形では遊ばないこと。なぜかというと、派手な色柄を選んでも品良くまとまりやすから。

で、そんなカーディガンなら、ジャケットやコートのインナーとして、時にアウター代わりとしも使えるわけで費用対効果もかなりお高め。ちなみに、お若い方より、むしろ大人の男性こそ似合うので、ぜひ袖を通してみてくださいませ。

カーディガンはイタリアの紡績メーカー、フィラティ ビアジョーリ モデスト社創立100周年記念のコラボアイテム。素材はソフトなナイロン混のカシミヤ素材を使用。大胆な柄は仕上がりをイメージしながら手作業で1枚ずつ折りたたみながら施す「折り紙染め」によるものなのです。

白Tシャツやグレーのスラックス、白スニーカーなど、地味になりがちな着こなしも、これ一枚羽織るだけで一気に華やいでくれます。

こちらは1877年創業のオーストリアのブランドによる秀作。なんとアンデス地方に生息するアルパカ100％の毛でできたニットなんです。アンデスのアルパカの繊維は体温調整に優れているほか、軽くて柔らかいなどなど、いいことづくめ。

今回のカーディガンはパール編みにより、暑い時期はひんやり、寒い時期は暖かいという特徴もあるんです。

春夏の定番柄と言えば、ボーダーですが、こちらのボーダーはどこにでもあるものと一線を画します。

天竺編みとリンクス編みを交互に行うという凝ったボーダー柄を表現しているのです。つまり生地の表面に凹凸があり、普通のニットとは一味違った独特の表情が体験できるというわけ。

シルエットはほどよくゆるく仕上げられているので、イマドキのゆったりとボリュームのある着こなしにもってこいです。

身頃はシルク100％の布帛、袖はニットという異素材使いのコンビネーションが実にユニークな一枚。素材のチョイスもさることながら、一番の魅力はやはり色柄。

アニマル柄と色とりどりのボーダーをミックスしている大胆さは、存在感をアピールするのにうってつけでしょ。これだけ複雑に色柄を駆使しているのに、絶妙なバランスがとれているのはピエール＝ルイ・マシアの持ち味と言えましょう。

こちらはさまざまな色がミックスされた編地にご注目を。深みを感じさせる編み地の色調は糸に秘密がありました。このニット素材は、まだらに染める絣（かすり）染めという手法を用いた糸に、さらに別の糸をミックスした5ゲージの天竺編み。

リッチな色調だけでなく、綿100％なのに麻のようなハリコシを持たせたギマ加工によるドライタッチも魅力です。