【人気復活】いまさら聞けないネイビーブレザー着回し術とは？

ここ日本ではアメトラの印象が強いですが、正確には英国に端を発するブレザー。その出自に対しては諸説ありますが、イギリス海軍の軍艦ブレザー号に由来すると言う説が有力です。

ネイビーもしくはブラックが基本となりますが、一般的なジャケットとの大きな違いはメタルボタン。ゴールドやシルバーカラーを採用したボタンは、ビジネスではトラッドスタイルを楽しめる一方で、休日にはカジュアルジャケットとして着こなせる懐深さがあります。

つまり、オンもオフも活躍してくれる1着ってこと。今春はフレンチカジュアルがトレンドですが、同スタイルにおいてもブレザーは有用なアイテムですしね。ラフに着こなすならシングルを、大人の貫禄を示すならダブルをといった具合に着分けると、さらに活用範囲は広まりますよ。

Tシャツと色落ちデニムとで、プレッピーに着こなす。ボックスシルエットに金ボタンを配したブルックス ブラザーズの正統派な1着でも、ラフに着崩すことが出来るのがブレザーの魅力です。

足元には白スニーカーでスポーティかつクリーンに。そこに、ラウンドシェイプのサングラスや首元に柄を指すことでフレンチな香りを漂わせると、今シーズンらしさを楽しめます。

ラウンドシェイプのパッチポケットがアイビー感を主張する1着。素材はウール100。軽くソフトな生地感は、カバーオールのように気軽に羽織れるブレザーを目指したことに由来します。

シルエットもウエストに余裕を持たせた、ゆとりのある着心地に。ゴールドカラーではなく、シルバーカラーを採用したメタルボタンも見どころです。

ダブルの貫禄や威厳も、ブレザーでならニットとで柔らかな雰囲気を楽しめます。より肩の力が抜けた感じを楽しむなら、フロントは4つボタンタイプがオススメ。

特にアンコン仕立てで軽さを求めたこのカルーゾのバタフライモデルなら、貫禄の中にもカジュアル感を滲ませられます。とはいえ、そこはやはりダブル。ダークカラーのスラックスやローファーとで、あくまで大人な落ち着き顔に。

モヘヤにスーパー140sウールをブレンドした生地は、アンコン仕立てとともにダブルが本来備える重厚な印象を軽快で柔らかな印象に一変させます。

シルエットも、ゆとりがありつつも適度にスタイリッシュ。オンオフ兼用として、絶妙なバランス感を披露しています。ソリッドなゴールドカラーボタンもクセがなく、これぞ長く愛用できる1着です。