2023.08.21
【スナップ実例】新イタリアオヤジは「あくまでサラリとエレガンス」
鮮度抜群の撮れたてイタリアオヤジのお洒落スナップをお届け。猛暑のなかでこそエレガンスを重んじるのは当地の常識ですが、今夏は、一段と増した「軽やかさ」に注目。誇張せず、あくまでサラリと気品を纏うのが、イタリアの新境地。
- CREDIT :
写真／スナップ・Massimiliano Cervone、Giulio Grisendi、仁木岳彦（siteniki.com）、Stefano Triulzi 文／田中美貴、小曽根広光 編集／渡辺豪、井原宏太（ともにLEON） 取材協力／ピッティ・イマージネ協会
もはやスーツには“ヌケ感”が必須です
エレガンスを端的に表現できるアイテムの筆頭格といえばスーツ。今夏のピッティでもギラつく太陽に負けず、多くのイタリアオヤジがスーツ姿で参戦しておりました。
が、今年のスーツオヤジはどこかが違う。そう、タイドアップの有無を問わずみ〜んな“軽やか”に仕上げているのですね。だからこそ、暑いなかでも余裕の佇まい。このヌケ感が“いまどき”の源となるのです。
が、今年のスーツオヤジはどこかが違う。そう、タイドアップの有無を問わずみ〜んな“軽やか”に仕上げているのですね。だからこそ、暑いなかでも余裕の佇まい。このヌケ感が“いまどき”の源となるのです。
定番紺スーツもこなし方次第で俄然、軽やか
強印象でありながらラフで軽やかでエレガンテ
太ピッチのストライプスーツにロンドンストライプシャツ、小紋タイと、ネイビーカラーの3柄を駆使して強印象にまとめたドレスアップスタイル。でありながら、そこはかとなく軽妙洒脱なオーラを醸す秘訣は、軽やかな“こなし”にあります。ジャケットはボタンを外して、着流し、そこに両手をポケットに突っ込んでラフな所作で。そしてパンツは生地がわずかに泳ぐちょいユル〜いライン。ベーシックなスーツも微差で軽やかにまとまる好例です。
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“ヌケ”と“締め”のサジ加減こそ軽やかさのキモ
無造作に見えて緻密な計算が！
ライトブルーのスーツにサラリと白Tを合わせつつ、袖まくり＆ちょい腰ばきでユルリと着流したこなし。ただし、シャツをオープン、腰元はタックインでしっかり品も演出しています。ヌケと締めの塩梅が絶妙かと！
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エレガンスの象徴白スーツをノンシャランに♪
キメすぎないのが白スーツの新境地
ラルディーニのキーマン、アンドレアさんは、白スーツで第一印象勝ち。とはいえ仰々しいフォーマル感はなく、あくまで自然体なのです。4Bのダブルをボタン外しで羽織ってみたり、パンツ丈をやや長めにしたりと、巧みなハズしが効いています。
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ワントーンでまとめれば即、軽やかエレガンテ
色数を絞るだけでサラリとこなれます
ポロの襟出しやコンビローファーもさることながら、全身を茶系で統一している点に注目。色数を絞ることで、品と軽快さを同時に叶えているのですね。
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白のスーツにタフなインナーでヌケ感を演出
不良（ワル）そで優雅なおかつ軽快です
優雅なリゾートテイストとともに不良（ワル）さも漂う白のストライプスーツ。そこに真逆のテイストといえる、骨太なデニムシャツを合わせてヌケ感を演出。ジレ＆スカートのセットアップがセクシーな彼女とのリンクも完璧。
2023年9月号より
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