【スナップ実例】新イタリアオヤジは「淡ピンク♡でお洒落」

シャツやスカーフで差し色的に用いるオヤジから、全身ピンクで揃えたツワモノまで、とにかく今回取材したピッティ会場ではピンクが花盛り。どぎついビビッドカラーではなく、シャーベットのような優しい発色に支持が集まっていたのも顕著な傾向でした。

だからこそピンクを主役に立てても派手派手しくなりませんし、何より“軽やかなエレガンス”といういまの潮流に合致しつつ、遊びを効かせられるというわけですね。合わせのコツは、ほかのアイテムを白、グレー、ブルーなどベーシックカラーで抑えること。

そして淡ピンクの軽快感を損なわぬよう、全体を明るめなトーンで統一することです。飛び道具に見えて、その実意外なほど使い勝手のいい淡ピンク。お洒落の特効薬として重宝すること請け合いですよ。

芯地や裏地をほとんど省いた「ダカール」モデルを淡ピンクのウールリネン生地で仕立てたジャケット。表情豊かなメランジ調のカラーがオヤジ向きなポイントです。

「ベビーローズ」という色名がつけられた淡ピンクのスエードジージャンは、軽快ながらもリッチな面持ちが特徴的。薄仕立てゆえ、春〜秋まで着回すことができますよ。

シンガポール発のブランドだけに、リゾートムードの演出が実に巧みな同ブランド。ガバッと胸元が開く深スキッパーは浜辺や洋上の装いにも抜群に映えそうです。

リネン100%で清涼感たっぷりに仕上げつつ、ユルリなシルエットで優雅なエレガンスも演出。無造作な着流しがこれ以上なくサマになる、色気たっぷりな一枚です。

「スカーフタイ」という名前のとおり、スカーフ感覚でサラリと結んでも、ネクタイ風にプレーンノットで結んでもOK。自由に首元を彩れますよ。Tシャツにも効果的です！

ピンクベースに青フチのペイズリーという配色がレトロテイストも醸し出す一本。小ぶりで細幅ゆえ、丸首Tシャツにもサラリと合わせられます。

シルク生地の聖地と称されるイタリア・コモ産のプリント生地を使用。ジオメトリック柄が施された小ぶりなスカーフは、チーフとしても活躍するほど使い勝手良しな一枚。

こちらはなんと、80年代の貴重なデッドストックの生地。珍しいウール地にハンドプリントで施されたペイズリー柄は、えもいわれぬ味わいを醸し出します。

足元にピンクを飾るなら、スニーカーが好適。で、選びはハイテク系のソレではなく、1980年代から愛されるレトロスニーカーをチョイスするのがオススメ。色で遊ぶからこそ、歴史あるデザインで地固めが◎。

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