見せりゃいいってもんじゃない!? 足首隠すもエロいの秘訣

女性のブーツ姿がお好きな貴兄は多いと思います。生脚の魅力を十分に知っていながら、なぜ脚の大部分を隠すブーツに色気を感じるのでしょう。「秘すれば花、秘せずは花なるべからず」、または「本当に大切なことは、目に見えないんだよ」って聞いたことありますよね。前者は室町時代の猿楽師である世阿弥、後者は『星の王子さま』の作者サン＝テグジュペリのお言葉。本来の意味とは異なりますが、ブーツ女子に惹かれる理由をまさに言い当てていると思います。

要するに、見せるばかりが色気じゃないってこと。これ、男性にも当てはまることで、胸元も足首も見せりゃいいってもんじゃないんです。時には隠すことで、想像を掻き立たせることも大切。前置きが長くなりましたが、ってことで、ブーツを活用しちゃいましょう！

とはいえ、隠してばかりではつまらないので、アイキャッチはほしいところ。その点、ジョッパーブーツはまさに適任です。足首を隠しつつも、バックルで視線は奪う。シューレースのないシャープなシルエットも相まって、実にエロいです。あ、そうそう、より効果を発揮するためには、カッコよく座ることも忘れずに。

より秘する感じを演出するなら、コーデ全体もストイックな雰囲気に。こんな風に、オールブラックでまとめたりね。ポイントはパンツの幅と丈。ワイドで丈も長いと、ブーツの存在感が薄れますからね。それからあくまで男らしさを意識すること。レザージャケットと合わせて、ミステリアスな空気感を漂わせましょう。

かなり厚みのある超軽量ラバーアウトソールや光沢をやや抑えたレザーが、男らしさをアピールしてくれる新作ブーツ。もちろん、脚長効果も期待できます。メタルバックルも大きめで、足首チラリがなくとも十分にアイキャッチを効かせてくれますよ。

ボリスラストによるロングノーズなシルエットが色気たっぷり。それでも短靴と比べると、ダブルバックルがあくまでオトコの色気顔に見せてくれます。サントーニの場合は、バックルアクセントに加えてシグネチャーカラーのオレンジアウトソール見せも使えます。

ジョッパーブーツといえば、ココンチは必須かと。サイドゴアをレザーフラップで覆う「メイソンズ」。正統派にして色気のあるラスト7000に加え、ラウンドシェイプのバックルがエレガントな印象に。こんなブーツなら、例え色落ちしたダメージデニムでもエロく見えるはずです。

言うなれば、色気をアピールせずともダダ漏れてしまうジョッパーブーツといったところでしょうか。セミスクエアトウやバックステイでクロスするストラップなど、フランスらしい優美な雰囲気が漂う「722」。そのスマートさは、脱ぐ時にもエロスを披露してくれるかと。