軽快でスポーティなスニーカーを、グッと上品に魅せる方法とは？

スニーカーで大人の上品さや色っぽさを演出するなら、スポーツブランドのハイテク系ではちとストリート感が強すぎる場合も……。ですが、スニーカーならではの軽さや楽ちんさも逃したくない！ となると、この両立を果たせる一足が肝要です。その最適解のひとつが、アッパーがスエード素材のものを選ぶこと。さらにダークトーンカラーなら言うことなし。

スニーカーらしい機能性と、スエード素材のエレガンスを併せ持つわけですが、最大のポイントはニットやスラックス、コートといったラグジュアリーな装いの鉄板アイテムとも相性がいいってこと。スエードの暖かみある質感はこれからの季節にピッタリですしね。お洒落に抜かりのない大人ほどこの選択を逃さないものなんです。

大人の余裕と渋さを兼ね備えた茶系のレザーコーデ。締めの足元に革靴やブーツを入れたくなるところですが、あえてハズすならやっぱりスニーカー。とはいえ、ラフになりすぎてはコーデの色気も半減。堅すぎずラフすぎない、絶妙なバランスを取り持ってくれるのが、ダークトーンのスエードスニーカーなんです！ 極上レザーの色気たっぷりな装いもご覧のとおり、あえて隙を見せた余裕を感じさせるものに。

上のコーディネートで使用したこちらの一足は、カーフスエードを採用したローテクがベースに。シューレースやレザーライニングのホワイトに合わせて、同色のステッチを手縫いで施すことで立体感を出し、印象を強めているのがポイント。さらに、アッパーをよ〜く見ると、ブランドを象徴するスクリットがあしらわれ、らしさを演出します。

ローテク以上にストリート感が強いハイテク系ですが、ココンチの一足なら上品見えもお手のもの。スエードアッパーの一部をブラックのスムースレザーで切り替えることで、奥行きと高級感を演出。もちろんソールはアイコニックな「マキシ ラバーペブル」を採用。ハズしの一手にもピッタリです。

こちらは着脱しやすいノンストレスが魅力のスリッポンタイプ。紐なしのシンプルなルックスは、素材や色次第でまったく表情が変わるのが特徴。本作はまさにその好例。毛足の短いブラウンスエードが品の良さと渋さを漂わせますが、白のラバーソールが軽さをそれぞれアピールします。

ダークトーンといえば、ブラックも欠かせません。渋さが際立つ茶系とは違い、艶っぽいモダンな印象を与えてくれます。しかも、こちらのランバンの一足は、トウをパテントレザーで切り替え、さらにパイピングにはスムースカーフを採用。色気のある光沢を放つので、夜のデートでも活躍してくれますよ。