恋もオーダースーツも一途なのが成功の秘訣!?
◆ 「ラファーボラ」のオーダースーツ/Selector:堀川正毅
“風を纏うような優雅さです”
石井 のっけから語りますね~(笑)。でもそれ、凄くわかる。自分自身のことって、意外とわからないもの。オーダースーツってテーラーさんとの会話が不可欠だから、それを通して自分の引き出し方がわかってくる。つまり、モテのポテンシャルを上げられるってこと。
堀川 まさしく。で、僕がいまオーダー中なのがラファーボラ。過去いろいろと袖を通してきて思ったのは、いかにも背広然としたお仕事スーツより、サラリと着流せる一着が自分らしいなということ。とはいえ、優雅さや品は担保したい。そんなイメージに、ココンチの作風がぴったりハマったんです。
武田 シルエットがなんとも独特ですよね。ちょっとAラインぎみというか。
堀川 そうそう。歩くたびにユラリとなびくようなイメージで、それが優雅だなと。
ジローラモ こういうオーダースーツ、ほかの国にはないよね。ニッポンならでは。
◆ 「リヴェラーノ&リヴェラーノ」のオーダースーツ/Selector:武田一希
“たくましい逆三角形は男の理想です”
石井 おぉ~クラシックだね。なんでまたリヴェラーノに?
武田 僕、最近筋トレを始めまして。少しずつでき上がっていく体にほくそ笑みつつ、これを服のチカラで増幅させる術はないものかと思ったんです。で、たどり着いたのがココンチ。肩幅を広めにとり、胸周りも立体的に仕立てつつ、ウエストから裾へとナチュラルに落ちるラインが特徴です。コレって要は、僕が理想とする逆三角形のシルエットだなと。
◆ 「ダルクオーレ」のオーダースーツ/Selector:パンツェッタ・ジローラモ
“15年モノなのにバリバリ現役”
武田 えぇ~凄い! 全然いまっぽいじゃないですか。
堀川 ちなみにジローさんはほかのサルトリアでもスーツを仕立ててるんですよね?
ジローラモ ルビナッチとかアットリーニでも作りました。ナポリのサルトたちがとても大切にしているのは、着る人の体型をいかに魅力的に見せるかっていうこと。だから、着るとスッゴク映えるんだよね。
武田 イタリア~ノはモテるスーツ作りの達人なんですね。
◆ 「ザ・クローク ルーム」のオーダースーツ/Selector:石井 洋
“そのミニマルさが逆にセクシー”
武田 どのあたりが編集長に刺さったんですか?
石井 さっきジローさんが言っていたとおり、色気を増幅してモテにつなげる手腕にかけてはイタリア勢が随一。でも、ココンチの仕立てはまた違ったアプローチで、ミニマルかつシャープな印象なんだよね。抑制美の隙間からほんのりと色気を匂わせられる仕立て。これもまた、モテるスーツにおけるひとつの理想形なのかなと。
あと、島田さんと話していてなるほどと思ったのは、オーダーって単に体にスーツをフィットさせるのが正解じゃないってこと。人の体にはそれぞれクセがあるから、それをいかに補って魅力的に演出するかがテーラーの手腕なんだそう。そういう意味で、島田さんには安心して任せられるなと思ったんだよね。
◆ 「チッチオ」のオーダースーツ/Selector:小曽根広光
“スーツはココでしか仕立てません”
堀川 浮気はダメよ、ってことね(笑)。
石井 洋(編集長)
第4代LEON編集長。ウェブサイト「LEON.JP」の編集長も兼務するLEONの核。LEONには創刊3号から参画しており、それ以前はファッション誌や女性誌の編集など多彩なキャリアを誇る。豪快でしなやかな性格も愛される所以で、酒を愛し、服を愛し、誰に対しても壁を作らず、そばに寄り添ってくれる我らがボス。強気なワンマンとは違い、時代に軽やかにアジャストできる令和のリーダー。49歳。
堀川正毅(編集長代理)
編集長代理として、ザ・中間管理職を担うNo.2。西ドイツ生まれ、フィリピン育ち。新卒でIT企業に入社したものの、LEONが好きすぎてとらばーゆ。LEONではファッションなどを担当するが、食や美容への関心も高く、ほかの編集者のレストラン企画やビューティ特集にも首を突っ込んでいる。酒好きだが弱く、飲み会では中盤頃から端っこでの居眠りがお約束。海外取材は気合いと熱量でどうにか乗り切る46歳。
武田一希(編集部員)
キャリア7年目を迎える期待の次期エース。大学時代にLEON編集部に連絡をしてきて、「バイトでも何でもいいからLEONに入れてほしい」と懇願してきたほどのLEONラバー。その持ち前のアグレッシブさで、いまやファッションやジュエリーなどの企画を積極的に担当する欠かせないメンバーに。最近では現代アートの作品を購入したり、盆栽アートの入手を検討したりと、興味のアンテナは高く鋭い。
パンツェッタ・ジローラモ(タレント・文化人)
ご存知、日本一有名なイタリア人。LEONにとって単なるモデルではなく、LEONを一緒に作る大切な仲間。ジローラモから飛び出したヒット企画は数知れず、誰よりもよく遊び、女性を喜ばせるアイデアに溢れている。創刊準備号から続く表紙への露出は23年!で、現在もギネス記録を更新中。テキトーなイタリア人な一面を見せつつも、実はこまやかな気遣いができる優しい人。
小曽根広光(ライター)
最近、LEONにも携わるようになった中堅ライター。もとは某メンズ誌のエディターで、ドレス系に強く、毎年スーツはどこかにオーダーをするという生粋のオタク体質。真面目な見た目とは裏腹に、ファッションのことになるとボルテージがグッと上がる情熱家だが、ベースは優しい人で今後多方面から人気が高まること必至。ちなみに昨年結婚した新婚さんで、奥様は古巣メンズ誌のエディターインチーフ。
※掲載商品はすべて税込み価格です
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