大人のスニーカーは、アッパーは上品でソールはやんちゃ!?

やんちゃ感のある極厚ソールのスニーカーには、いくつかメリットが。履き心地が良いのはもちろん、脚が長く見え、またボリュームのあるアウターとバランスが良いという点。ダウンジャケットやコートといった秋冬アウターを楽しむなら、厚底スニーカーは実に頼りになります。　

とはいえ、ランニング系の厚底スニーカーは、スポーツMIXコーデならいざ知らず、大人の休日カジュアルにはスポーティ&キッチュすぎる嫌いが……。そこで狙うは、コート系のちょい厚底です。

例えば昨今人気の80年代バッシュのような、ほどよくソールに厚みのあるコート系スニーカーってこと。ローテクなのでスポーツ感が比較的抑えられることからあざとい厚底感がなく、それでいてアウターとの好バランスもGETできますよ。

起毛素材のGジャンタイプジャケットに、パーカとリブパンツを。ランニング系の厚底スニーカーでも悪くはないのですが、秋冬らしい落ち着いた素材のコーデに対しては、クラシックな80年代的バッシュ系の方がマッチします。名作「ゴルフ」と「ハント」から着想を得たこちらの一足は、ほどよい厚底とボリューム感が魅力。さらにモノトーンとあって、スポーティにして上品です。

写真上のコーデイネートで合わせたスニーカーがこちら。「ゴルフ」のダブルステッチ、「ハント」の履き口のラインなど、両モデルの魅力を融合したデザイン。80年代バッシュ的フォルムながら、あくまで都会的な洗練さを意識しているのが特徴です。これぞ、大人スニーカーにおける絶妙なバランスを実現した一足といえます。

ご覧ください、この艶感！ ヴィンテージ加工を施すことで濃淡のあるブラウンに仕上げたレザーアッパーが実にリッチですが、一方でヒールにペブルをあしらったラバーソールがスポーティな雰囲気も両立。秋冬の大人スニーカーとして、うってつけの一足です。

まさしく今トレンドなのが、こんなデザインです。こちらのCLCは、アッパー、ソールともにボリューム感を持たせた、80年代バスケットボールシューズに着想を得たモデル。あくまでクラシックなデザインなので、イマドキなハイテク系と比べると意外にシックなんです。

言うなれば、ダービーシューズとコート系スニーカーの融合といったところ。こちらの「Mach 7」は、光沢が美しいロイスカーフレザーのアッパーに厚みのあるラバーソールを履かせた、独特のボリューム感が見どころ。白ソールが秋冬コーデのアクセントとして活躍してくれます。

基本デザインはクラシックなコート系なのに、シュータンを露出させた独特なデザインがモードな雰囲気を漂わせる「SR1 アディクト」。レザーで覆われたプレートやちょい厚みのあるラバーソールとともに、白一色ながら冬アウターにも負けない存在感を発揮してくれます。