男前アウター代表のMA-1を、大人が着こなす方法とは？

いかにアメカジ人気が続いているといっても、古き良きアメカジをオヤジがド直球で体現してしまうと、どうしても野暮ったくなってしまうことも……。MA-1のようなアメカジの象徴的アウターなら、なおさらです。

そうならないためには、まずMA-1を細身にすること……ではなく、ゆったりサイズでOK。その方がイマドキ感が出せますからね。「それって古き良きアメカジそのものでは？」と思った方、ポイントはその下なんです。

細身のパンツを合わせてメリハリを効かせることで、全体としてはオトコらしくもスッキリと洗練されて見えるんです。そしてパンツはデニムやスウェットではなく、白パンツやスラックスで上品&クリーンさを加味しましょう。
男らしくも品良く。この両立こそが、大人が目指すMA-1スタイルなんです！

メンズアウターの定番フライトジャケットを、バブアーらしくワックスドクロスでアレンジした一着。無骨さがより一層増しそうですが、深みのあるグリーンとゴールドカラージップが、意外にもシックな印象に。モックネックニットと白パンツを合わせ、足元はサイドゴアブーツでスッキリとまとめれば、男らしさと品の良さを両立できます。

MA-1単体で既にシックな雰囲気を纏う理由は、ウール混だから。モデル名は「ジルボ」。モノトーンに加え、アームのツールポケットを排除してミニマルなデザインにまとめているのも、その要因に。それでいて撥水加工やダウン入りと、フライトジャケット由来らしく機能的です。

インラインにはないMA-1タイプは、ブリッラ ペル イル グストによる別注。もちろん、ここが作る以上はナイロンじゃなくレザーです。柔らかなゴートスエードを採用しラグジュアリーに仕上げていますが、オキシジェンタブをデザインするなど、オリジナルへのリスペクトも。

M-65の名手アスペジは、MA-1においても名手なんです。オリーブグリーンの生地は軽量なポリエステルで、さらに中綿入り。フラップ付きのポケットやアームのツールポケット、エマージェンシーオレンジ、さらにゆったりとしたシルエットなどオリジナルを想起させる仕上がりに。