あの王道のコートを、お洒落かつさわやかに着こなす方法とは？

トラッドスタイルに注目が集まるなか、コート事情にも変化が。今シーズンの狙い目として、ダッフル&Pコートが名乗りを挙げているんです。

大人コートの定番、チェスターコートと比べるとカジュアルな印象が強いですが、昨今のオヤジに求められるのは貫禄や威厳だけでなく、肩の力が抜けた余裕とあって、ダッフル&Pコートはうってつけ。両者はともに海軍にルーツがあることでも有名で、ゆえに男らしさがありながら、マリン由来とあってどこか品が良く、ともすれば愛らしさもにじむんですよね。

そこで、ダッフル&Pコートは王道のネイビーを選び、白を基調としたインナーやパンツと合わせれば、重たくなりがちな冬のコートスタイルもマリンな雰囲気が漂い一気にさわやかに。男らしくも品良く、そして余裕とさわやかさを備えたオヤジって……、そう！ 一番モテるヤツです！

ほんのりとした光沢感があるウールブレンド生地。ダッフルコートにおけるトラディショナルを踏襲しつつも、裏面をボンディング加工することで防水&防風性を高めています。ダークネイビーのコートに対して、タートルネックニットとウールフラノパンツをともに白で統一。グレンチェックのストールでグラデーションを加えれば、落ち着きとさわやかさが同居する冬のマリンカラーコーデの完成です！

ダッフルといえば、アメトラスタイルで定番のコート。となれば、ココンチの一着が気になります。ウールのダブルフェイス生地を採用したこちら。スーパー120sウールをビーバー仕上げし、トグルボタンももちろん本水牛の角と、風合いからディテールまで上質感を堪能させてくれます。

こちらもまさに正統派。とはいえシルエットはスッキリとしてモダンな雰囲気も両立します。注目は素材。なんとスーパー140sという上質なウールを贅沢に使用しているんです。それを厚手のメルトン生地に織り上げることで、長くキレイに着続けられる一着に仕上がっています。

堅くて重い印象もあるPコートですが、スーパー110sウールを採用したこちらのメルトン生地は、柔らかで軽い着心地を実現。ゆったりとしたシルエットも相まって、リラックス感のある着姿に。一方で襟は大きめで、Pコートらしい貫禄もあり。シャンブレーシャツと白ニット&パンツとで、まさしく優しさと男らしさを楽しめる大人な冬のマリンスタイルに。

ジャケット感覚で着られる「MONACO」。着丈が短めなのに加えてゴールドカラーのメタルボタンを採用しているので、ブレザー的な雰囲気に。素材はウールにカシミアをブレンドすることで、軽さと柔らかさを出しています。アメトラに注目が集まる今、気になる一着ですよね。

ミドルレングスのこちらは、アームのエンブレムに注目。金糸による碇のエンブロイダリーが、海軍にルーツを持つコートであることを示してくれます。ターンナップカフの採用も、それを後押し。それでいて、合わせの浅い6ボタンがスタイリッシュな印象も楽しませてくれます。