一枚でサマになる！ 大人の便利シャツといえば？

欧米圏、特にアッパークラスになると、休日でもシャツを愛用します。例え家の中で過ごす日でも、襟付きのシャツを着こなすことが習慣になっているんです。ドレスシャツではなく比較的カジュアルな仕立てですが、襟付きというだけで断然スタイリッシュに見えます。

ということで、今回オススメしたいのが休日シャツ。と言っても、あくまでリラックスを重視ってことで、開襟シャツでの提案です。

ここ最近、開襟シャツのリリースが相次いでいます。トレンド的には、リゾートムードがキーワードですからね。実際にリゾートに行ける状況ではありませんが、それでも胸元が開いた開襟シャツは身も心も開放してくれます。襟付きですが、首が詰まるクルーネックよりもむしろ開放感があるとあって、実は部屋着としても意外に快適です。

開襟シャツを素肌に着て腕まくり、そして南国を思い浮かべながらキッチンでモヒートでも作ってみませんか？

オフ白パンツに肩掛けニット、そしてグルカサンダルにハット。キューバ辺りの高級リゾートで着てみたい、爽やかにして品良いコーデです。シャツそのものも、リネンにコットンをブレンドした生地で実に清涼感あり。同生地はイタリア・アルビニ社のエクスクルーシブ。ゆったりとしたシルエットながら、背ダーツによりルーズになり過ぎない絶妙な加減が大人にぴったりです。

1985年の創業以来、職人気質なシャツ作りに定評のあるイタリアブランド。開襟に加え鮮やかなブルーストライプというリゾート顔のシャツにおいても、袖は手縫いによる後付けを採用し、さらにボタンは鳥足にするなど、手間のかかる作り込みを披露しています。

薄手のコットンポプリン生地と相まって、爽快感をより楽しめるこちら。ホワイトがクリーンな印象を与えますが、よく見ればガーメントダイを施すことでナチュラルなシワ感が。そのひと手間は、さらりとした肌触りにも貢献しています。

さらりとしたコットン生地と開襟仕様が軽やかな着心地を約束しますが、ヴィンテージな色合いのフラワープリントは大人な落ち着き感あり。トロピカルなフラワーとはひと味違うその印象は、大人の総柄シャツとして理想的です。

今シーズンはフラワー柄がトレンドとあって選択肢は豊富ですが、こんな独特な表現は他にないかと。素材はレーヨン。滑らかな生地にプリントされるモノトーンのフラワー柄は、まるでテレビのブロックノイズのよう。ポップなフラワー柄とは一線を画します。