「抜け駆けアウター」でオヤジのモテるを加速！

心に装いを楽しむ余裕がようやく出てきたいま、我々オヤジの活力をさらに高めてくれるのが、“カッコつけること”だと思うのです。だってほら、ボギーよろしくコートにハットをキザにキメたり、ゲンズブールさながらに胸元をはだけたりすると、やっぱり昂りますもんね。

「抜け駆けアウター」とは、言わば簡単にオヤジがカッコつけられる春アウターのこと。具体的にはミリタリージャケットや短丈ブルゾンといった男の定番アイテムに、春を感じさせる華やかな色や柄などプラスαの要素をまぶした一着です。

この“カタチはあくまでなじみ深い”というところがミソで、難易度が高そうに思える色柄も意外やすんなり取り入れられてしまうのです。結果、抵抗感も無理している感じもなく、カッコつけたスタイルがサラリと完成しちゃうってこと。

加えて、軽くしなやかな素材感の一着を選ぶことも大事なポイント。これにより自在な重ね着が可能となり、春本番の活躍はもちろん、寒いいまから春を先取りできるのです。その際のこなしは、抜け駆けアウター以外のすべてを黒メインのモノトーンで揃えましょう。そうすることで、悩むことなく冬のコーデに春の気配をチラ魅せできるというわけです。

一方春の着こなしは、アイテムごとに小さなコツはあるものの、基本はシンプルに装いの主役に据えるのみ。それだけで春のオヤジに自由を授ける翼となってくれます。

「抜け駆けアウター」のトップバッターとしてご紹介するのは、気分も浮き立つ「春色アウター」です。これは文字通り、咲き乱れる花にも通じる鮮やかな色を纏ったアウターですが、ポイントはそのスタイルを硬派な定番アウターの御三家ともいうべきミリタリー、ライダーズ、ステンカラーコートに限定すること。つまりはカタチと色のギャップで魅せる抜け駆けです。

キャリア染めと呼ばれる特殊な染色方法で、風合い豊かなイエローに仕上げたM-65ジャケット。素材は放湿性と軽量性に優れた高機能クロス。ジッパーまでヴィンテージさながらの本格派ながらシルエットはユルリないまどき仕様です。

桜の花びらをも思わせる淡〜いピンクに染められた、柔らかく上質なナッパレザーのシングルライダーズ。開き具合まで絶妙に計算されたスタンドカラーがインナーの見えすぎないエレガントな首元を演出します。

マッキントッシュのシグニチャーコート「DUNKELD」をゴム引きコットンから上質なポリエステルに変更したトゥモローランド別注モデル。今季のテーマを反映したパステルカラーも軽やかさ抜群。

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