モテる大人の春コーデは、ちょい透けてる!?

ご存知のように肌見せはセクシーを演出する常套手段。とはいえやりぎると、若者的な全開放エロになりかねず、夏へ向けての助走期間である春にはフライング感が否めないのも事実です。

ほのかに香り立つエロが大人ならではの魅力と捉えるなら、大切なのは素肌感。そこで欲しいのは、一見しただけでは気づかれない抑制を効かせた繊細なヌーディさ。これを演出できるのが、編み地からほのかに素肌が透けるミドルゲージのニットなのです。しかも、今季は図らずもこの手合いが大豊作。春霞のごときヌーディニットをさり気なく仕込めば、ふとアウターを脱いだ瞬間、逆光に透ける腕や胸元の肌感でドキドキを醸成できるかと。

トラディショナルなプリンス・オブ・ウェールズを配し、エレガントでありながらもスポーティーなブルゾンに、王道のグレースラックス。色気とはまた違うベクトルでまとめた上質なカジュアルコーデには、ほんのりヌーディなコットンニットのポロシャツを忍ばせて。あえて第一ボタンまでしっかりと留めて、きちんと感を担保した上で、ふとさり気なくニットの透け感を感じられた時、ギャップによるエロスは最高潮に達するのです。

遠目ではわからないけれど、実は近づくとうっすらと肌を感じるぐらいの透け感がベスト。ざっくり感のあるミドルゲージニットは、やさしく陽光を透過するオフホワイトやベージュが狙い目です。素肌で纏うのが前提なので、肌触りのやさしさも重要。

比翼仕立てやシャツ風のカフスが、紳士らしい端正な雰囲気を醸し出す一方で、コットン×シルクの鹿の子ニットはほのかな透け感。このこなれたバランス感覚こそ、まさに大人のヌーディと言えるかと。シルク混ならではの軽やかさとソフトな風合いも、素肌に気持ちいいんです。

大きめのボタンでカジュアル感をプラスした、7ゲージの片畔編みコットンニットポロ。コチラを手がけるのは、アドリア海を望むイタリア中部の街・ペスカーラを拠点とするニット専業ブランド。光の加減でほんのり透けて程よく肉厚なので、肌感を匂わせつつも肉感を拾わないのがうれしい限り。

カーディガン感覚で着流せる、爽やかなノーカラーニットジャケット。コットン100%の糸でしなやかに編み立てたコチラは、肌にうっすらとヘリンボーン柄が浮かぶ、ユニークな編み地です。シンプルながらも、同色のパイピングやパッチポケットがあしらわれており、気張らず洒落るディテールにも注目を。

● 春のオヤジは「ジャケット」で、モテる春本番♡
● 春も大人は、ちょいエロがモテる理由
● ちょい枯れオヤジにこそ似合う、エロいピンク知ってる？