2024.02.22
普段使いの器が当たり前のように上質
よく器が広い、とか言いますよね。それだけ男と日常生活において器は大事。ですので、今回はライフスタイルを格上げする器にお金を使いましょうというお話です。
- CREDIT :
写真/鈴木泰之(Studio Log) スタイリング・編集・文/久保コウヘイ、LEON.JP編集部
“おいしい”のつくり方のキモは器にありました
そのセンスが如実に表れてしまうのが、普段使いのグラスや器。寝起きに水を飲むにせよ、ふたりでお酒を飲むにせよ、グラスひとつで味は確実に変わります。グラスだけでなく「ウチに季節限定のケーキあるけど?」みたいなフリでお家に誘ったとしても、お皿がチープだったら、相手にもケーキ職人にも失礼というもの。
飲む相手、食べる相手、場所、そして味わいとそれを華麗に演出する器など、さまざまな要素が重なってこそ本当の意味での“おいしい!”はつくられるのではないでしょうか。必要なのは、味だけではなくて、上質な器とおもてなしする雰囲気、そしてアナタ。人に喜んでもらうって、いろいろなバランスの集大成だと思うんですよね。だからこそ、基本となる普段使いの器にお金をかけることが、器の広さのアピールとモテる大人のお金の使い方のセンスを示すのです。
◆ バカラ
毎日使うほどに、質の高さを感じられます
◆ 大倉陶園
日本のクラフツマンシップによる、テーブルの上のアート
価値あるお金の使い方としてオススメしたいのが、大倉陶園のプレート。深みのある赤が印象的なプレートは、女王様の色といわれるマロンの絵具を使用しており、金が含まれているため重厚感のある色味が特徴。そこに華やかな金のエッチングが施され、漆蒔や金蝕技法を用いて、職人が手作業でつくり上げたもの。華やかにして落ち着きを感じさせる存在感は、料理の味を何倍にも引き立ててくれることでしょう。
そして、大島桜が描かれているのが、サービスプレートと呼ばれる飾り皿です。自宅に飾り、と思うなかれ、テーブルの上にこの一枚があるだけで女性の気分はアガります。そこから、料理への期待感やワクワクやドキドキといったメンタル的効果をもたらしてくれるのですから、まさにモテるお金の使い方の王道。絵柄は繊細な日本画の技法を用いた素描き技法で、筆先に咲き広がる花々は、薫りまで伝わってきそうなほどのみずみずしさ。絵師たちが心を込めて制作した一枚は美術的にも高い価値を備えていますよ。
◆ ノリタケ
「オールドノリタケ」へのオマージュ
その「オールドノリタケ」へのオマージュとして誕生したシリーズが、このコレクション。この橙絵花鳥文もそうですが、アールヌーボーやアールデコといった当時の流行を取り入れつつ、現代風にアップデイト。19cmというサイズですから、ケーキを盛り付けるのにもちょうどいいかと。ただでさえ、芸術的なパティスリーにプレートが華を添えてくれるため、そのおいしさはいわずもがな。心豊かなひとときを過ごせそうです。
◆ ウェッジウッド
気持ちさえも明るく、おいしくしてくれるプレート
ジャスパーのカラーパレットにインスパイアされた現代的なブルーのコロネード(柱)柄は、あたかも陽ざしのように広がっており、眺めているだけでメンタルが明るくなってきそう。さらに優雅なゴールドのあしらいと美しい色彩が高級感を醸し出しており、料理と一体となって本当の意味での“おいしさ”を感じさせてくれるはず。
■ お問い合わせ
ウェッジウッド https://www.wedgwood.jp/contact/
大倉陶園本社店 045-812-8588
ノリタケ食器のお客様相談室 0120-575-571
バカラショップ 丸の内 03-5223-8868