大人は毎日のベーシックウエアこそ極上素材で！

皆さんは「プレコレクション」をご存知ですか？ 秋冬と春夏の移行期である11月〜1月くらいに販売されるものでベーシックなアイテムが主体。

まさに毎日着るちょいモードに最適なんですがいま、そんなプレコレが続々と極上素材を採用しラグジュアリーに進化中なんですね。即着たい極上ベーシック揃いゆえ、大オススメなのですよ。

大きな潮流として、現在多くのブランドが取り組む“プレコレのハイエンド化”。その象徴が、2023年12月1日にローンチされたディオールのカプセルコレクション「ディオール アイコンズ」です。

メンズ クリエイティブ ディレクターのキム・ジョーンズが男のワードローブを再定義したもので、カシミアなどの極上の天然素材を使用。

色柄はネイビーとグレー、ベージュ、オフホワイトで、デザインはベーシックですが、ディテールにモードなヒネリが効いてます。また全身コーデ可能なラインナップの豊富さもキモ。アイコン柄の裏地など着る喜びも十分あるゆえ、ぜひともお試しあれ。

抜群にソフトな肌触りとしなやかさを兼ね備える、ウールカシミアのダブルフェイス生地を用いたバルカラーコートがコチラ。ネイビー無地の表側に対し、チラ見えする裏側はグレーの「ディオール オブリーク」柄という仕様になっています。裏地なしでとても軽やかです。

休日に欠かせないフルジップフーディ。しっかりとしたウールのプントミラノニットをベースに、前身頃のみキメ細かな同色のラムスエードを使用。スポーティすぎず、アウターとしてサラッと羽織っただけでキマるラグジュアリーな一着に。

ベーシックなリブ編みのカーディガンは最上級カシミア100％。シックなグレーはムッシュ ディオールの故郷、グランヴィルの曇り空から着想した「ディオール グレー」です。

しなやかながらハリのある、高密度に織った上質なコットンシルク製パンツ。デザインはいたってベーシックなのですが、ワンプリーツのワイドシルエットになっており、いつものジャケットやニットに合わせるだけで佇まいがいまどきに。

キム・ジョーンズによるディオールのファーストコレクションに登場したモデルがベースのジャケット。実に柔らかなシルクカシミアフランネルを用い、独創的なひとつボタンダブルの前合わせがちょいモードです。

コートと同じウールカシミアのダブルフェイス生地を用い、男の定番であるワークブルゾンをラグジュアリーに再定義したコチラ。裏側の「ディオール オブリーク」柄や、トップボタンのみメタルにするなど、ちょいモードなツイストが絶妙です。

偉大な先導者として、モードを牽引してきたジョルジオ・アルマーニ氏。数年前からカシミアのカプセルコレクションを発表するなど、プレコレのアップデートも率先してきました。

で、その究極が今回ローンチされた「ビキューナ コレクション」です。“神の繊維”と謳われる超稀少なペルー産ビキューナを使用したアイテムは、無地のキャメルブラウンおよびネイビーの2色展開。

驚くのは多くのアイテムがビキューナ100%であり、別格の柔軟さと上品な艶はアルマーニ得意のドレープを最大限に引き立てます。一度袖を通せば、心地良い空気を纏うとはこのことかと実感するはずですよ。

ハンドポケットをサイドのシーム部分に隠したミニマルなデザインが、アウターとしてだけでなくインナーとしても活用しやすいフルジップフーディ。キャメルブラウンの素材はカシミアにビキューナをブレンドしたジャージーで、柔軟ながらもほどよくハリがあり、ヌケ感が出すぎないのが◎。

2年に1度、1頭の山羊から約200gしか採取できない超稀少なビキューナを100％使用したコーチジャケット。裏地のない一枚仕立てで非常に軽量であり、シャツ感覚でサラリと羽織れますが、十分な保温性で幅広いシーズンに重宝。フロントのドットボタンまでビキューナで包むとは実に贅沢です。

アルマーニの真骨頂であるアンコン仕立てとピュアビキューナファブリックが織りなす、究極のテーラードジャケットがコレ。羽織るような軽さとトロけるような柔らかさ、そして繊細かつエレガントな艶はまさに唯一無二です。ダブルブレストながら浅い前合わせで、ボタンを開けて着流せるのも◎。

ワンプリーツでゆとりのあるウエスト周りから裾にかけてシャープに絞った、アルマーニ得意のテーパードシルエットの単品パンツは、あると絶対重宝。ウエストはドロスト仕様ゆえ、シェブロン織りのピュアビキューナ素材と相まって、ストレスのないはき心地です。

アルマーニらしいミニマルなデザインに仕上げたブルゾンは、ライトウエイトのピュアビキューナ製。非常に軽やかな着心地ながら暖かく、未体験の快適さが味わえますよ。