さわやかでお茶目、そしてエロい!? オヤジのモテ色にはこんな色も！

ピンク同様に、この春オススメしたい色が、ライラック。ヨーロッパ生まれの落葉花木のことで、その花の色から白がかった紫やピンクがかった紫のこと指します。

エロさと茶目っ気を楽しめるピンクに対して、こちらのライラックは紫がベースなので大人の妖艶さが滲みます。それでいて、ピンクに青味がほんのり入ることで、春夏らしいさわやかさもプラス。淡色なので、パキッとしたパープルよりも控えめかつ上品な印象も。そう、サックスブルーとピンクのいいトコロ取り＋αという感じです。

ただし、トーンによっては印象が変わるのため、ご注意を。濃くなるほどに色気と妖艶さが増し、薄くなるほどにさわやかさや品が増すって寸法ですが、そんな振り幅の広さもライラックの魅力のひとつ。

逆にいえばどっちつかずとも言えるんですが、そのニュアンスこそが実は狙い。だって、大人って割り切れないことの方が多いでしょ？ 男女の関係も、あやふやなぐらいが一番ドキドキしますしね！

オフホワイトのサファリジャケットに、同系色のストライプパンツ。サックスブルーやピンクももちろん似合いますが、ライラックにすることで色気が加えられ、全体的にクラス感がアップするんです。またトーンがライトなので色を使いながらもあざとさがなく、ナチュラルな雰囲気にまとまるのも見どころです。

上のコーディネートでインナーに使ったのが、こちらの春らしいさわやかな風合いが魅力のリネンシャツ。ペールトーンのライラックなら、品良い色気が加わります。第1ボタンを開けてもキレイなホリゾンタルカラーなら、なおさらその効果はアップ。もっと色気が欲しいなら、濃いめのライラックをセレクトされたし。

こちらはピンクがかったライラック。素材はリネンで、さらにアンコン仕立てとあって春らしい軽やかな雰囲気を楽しめます。春はコーデがシンプルになる分、軽さだけでは物足りないことも。でもこんな色のジャケットなら、シンプルにして華やかさも両立します。

やはりイタリアブランドが作ると、ライラックもいっそう品の良い色合いになりますね。とはいえ、こちらはダブカラーのオックスフォード地を採用。白やサックスブルーが定番ですが、ライラックにすることでアメトラスタイルにも大人の色気が加わることかと。

霜降りグレーのスウェットにインディゴブルーのデニムパンツとなると、いかにもアメカジ感が強すぎて野暮ったく見えてしまうこともありますが、品良い色気のあるライラックなら、こんなアメコミ的なプリントも大人顔に。カジュアルをワンランク上に見せる色ってことですね。

ブランド名をレオパードで表現したユニークなプリント。オヤジの茶目っ気演出にはぴったりの一枚です。さらにライラックに乗せることで、サイケデリック感の滲む遊びを効かせながらも品の良さがプラス。オヤジのフェスコーデでも活躍してくれそうですよね。

グレンブレイドに加えて、ベルトレス、そして2プリーツ入りともなれば、厳格な英国クラシックを思い起こすかと。確かに形こそクラシックですが、ライラックカラーになると印象は一変。色気のある顔つきになります。こんなスラックスなら、TシャツだってOKです。

フェスやビーチにかぶっていくなら、こんなロングブリムのハットなんていかがでしょう。フェミニンなトーンではありますが、ザイル風のドローコードがアウトドアなタフさも誇示。ならば、いっそゴールドフレームにライラック色のレンズを採用したダブルブリッジのサングラスを合わせて、70sな雰囲気にまとめてみるのもアリかと。