LEON編集長が分析！ 2025年春夏のメンズファッションの行方とは!?

日本ばかりでなく、世界的にも春夏の暑さは異常。皆さまも痛感されているとおり、暑さはお洒落の最大の敵であります。そんななか今回のミラノメンズで感じたのは、季節をポジティブにとらえるバイブス。日差しに映えるカラーリング、目に涼やかな配色、ゆらりとしたシルエットメイクに素肌を感じさせるディテールの多用、夏ムードを盛り上げるデザイン……。

いずれも機能素材で、ではなく、服が本来的にもつ力をもって、春夏を謳歌したいという“本能”に働きかけようという試みに感じました。コロナ禍後のマインドセットと相まって上昇するポジティブマインドな服たちに、お洒落欲が高まったのは言うまでもありません。

肌を刺すような強い日差しは、考え方を変えれば、アナタを照らす最強のライト。ピンク、ラベンダーといった明るい色はもとより、ブラウンやモカなど、照らされることで、本来の色が際立つ色味にも注目です。

清涼感のある配色といえば読者諸兄も大好物の「青と白」。クラシックからカジュアルまで爽やか、かつクールに着こなして。

春夏のお洒落の楽しみ方が広がった。そう思わせてくれたのが、本項の素肌感。しどけない肩出し、透ける編み地etc.ちょっぴりドキッとさせちゃいます？

夏といえば、青い海と空、白い雲と砂浜……そんな気分を盛り上げるデザインや意匠も今季のトピックに。ファッションを楽しむというプリミティブな感覚を思い出して。

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