音楽を奏でるようにセッション!?
そんなディーゼルのフォトシューティングに、「音楽を感じるブランドだから」と超希少な愛用のギターを抱えてスタジオ入りした江口洋介さん。俳優として常にアップデイトを重ね続け、確固たるキャリアを築く一方で、音楽活動35周年を迎えた昨年からは、アーティスト活動も本格的に再始動しました。
長年に渡ってそれぞれのシーンのトップを走り続ける両者が響き合う、大人の色気たっぷりなセッションをご覧あれ!
セクシー! なスタイル 01
素材感や色使いでエッジを効かせると!
この日スタジオで流れていた音楽は、ザ・ローリング・ストーンズ。小道具に持った愛用のギターを軽くかき鳴らし、時に歌詞を口ずさみながら「70歳でこんなに歌えたら最高だね」と、笑顔を見せてくれた江口さん。音楽への真っ直ぐな思いが伝わってきます。
セクシー! なスタイル 02
アップデイトした大人のアメカジ
ボトムに合わせたのは、ディーゼルの定番デニム「D-RISE」。ルーズフィットなシルエットと、やり過ぎないヴィンテージ加工は、大人の男にぴったり。ダスティウォッシュが、こなれ感を高めてくれます。着慣れたアイテムならではの安心感がありつつも、シルエットや素材で現代的にアップデイトした大人のアメカジです。
セクシー! なスタイル 03
エフォートレスでありながらどこまでもクール
合わせたトラックデニムパンツは、エフォートレスでありながらどこまでもクール。コットンとポリエステルを綾織りにすることで、スウェットのようなイージーな着心地でありながら強度を高め、ハードな加工も楽しめるのです。ほどユルなストレートシルエットと、ウエストのゴム仕様もオヤジにうれしいポイント。
セクシー! なスタイル 04
大人の色気は捻りを効かせたチェスターで
カジュアルなスタイルだけでなく、もちろんドレスアップスタイルにもおすすめなのですよ。
■ interview
江口洋介さんインタビュー
江口洋介さん(以下、江口) ディーゼルは僕らが20代だった頃、原宿のショップがすごく印象的で、当時は僕もよくデニムを愛用していましたね。
最近、またディーゼルが変わったという噂はあちこちで聞いていて、今回の撮影で久々に着ましたが、カジュアルで着やすいし、ちょっと古着っぽさもある。大人のストリートを感じるアイテムも多くて、このトーンなら今の等身大の自分でいけるなと。今回の撮影で何か面白いことができるかなと思って、自宅のギターを持ってきてみました。
江口 デニムは気に入ったらめちゃめちゃ長くはくので、20年くらいはいている物もあるんじゃないかな。体に馴染んで楽でしょうがないから、海外に行く時は絶対にコレとか。だいぶおつかれだけど、色落ち具合が気に入っていて捨てられないものも何本かありますね。
この前ロンドンを訪ねて改めて感じたのは、デニムを始めとするストリートファッションはバイクやギター、サーフィンという自分の好きなカルチャーに、深く根付いていると言うこと。僕はまともにそのカルチャーの波を受けてきた世代なので、デニムもアメカジもゴローズのジュエリーも何周もしてきた大切な存在です。結局は自分の好きなものは変わらない。やっぱり心地いいんですよね。
── LEONの読者世代は、そんな江口さんに憧れてきましたから。
── それが、江口さんが変わらず素敵な理由ですね。最近映像作品では、スーツなどカチッとしたスタイルの江口さんを見る機会が多かったので、今日はとても新鮮でした。
江口 40代、50代になると役柄的にもそうなっていきますよね。でも、最近音楽活動を再開したことで、自分の素に近いリラックスしたモードを、ファッションの面でも表現できるようになってきたかな。これはやっぱり音楽ならではですよね。
── 音楽活動と俳優業を両立することで、相互にいい効果はありますか?
俳優然として演技をするのとはまた違う、客観的な視点を持てるようになって「この役柄だったら、こう捉えてみるのもありかな」と役の受け取り方がいい意味でユルく、軽くなってきましたね。僕自身、どちらか一本で行くと必要以上に詰めてしまう性格なので、最近は自分が気分よく役に向かうためには、どうしたらいいかと考えられるようになりました。
── 音楽活動のおかげで、肩の力が抜けてきたんですね。
江口 まあ、でも流石に映画の撮影中に歌入れをするのは、切り替えが難しくてちょっとしんどかったですけれどね(笑)。
── 先行配信された2曲を聴かせていただきましたが、すごく素敵でした。『風の街』はトライセラトップスの和田さんと一緒に作られたんですね。
江口 和田くんとはギターの番組で知り合って、ドラムの吉田くんが僕のツアーで叩いてくれていることもあって、声をかけてみました。曲作りが始まった頃は、コロナ禍が収束する直前だったので、スマホでAメロを作って送ると、彼からBメロが返ってきて、またサビを作って送ってね。
── そんな風に作られた曲なんですね!
8年前くらい前から、少しずつ音楽活動を再開して、3カ月に1度くらいライブハウスに立って、いい調子でできていたんですよね。新曲も作り始めて、いい感じにあったまってきた時にコロナ禍になってしまったんです。でも、結果的に映画やドラマの現場がすべてストップしてしまったので、音楽にじっくり向き合う時間を作れたのは大きかったですね。
── アルバム楽しみです!
江口 今回は第一線で活躍している若いエンジニアたちと一緒に仕事をできたのも、とてもいい経験でしたね。スマホでも音楽を聴ける時代に育った若い世代は、音の作り方も違うのかなと思ったり。すごく興味深かったし、刺激的でしたね。原宿に行って若い子たちのファッションを見ていても、自分が好きなスタイルと近い部分もあるし、もし10代だったら自分もこういうデニムのはき方をするんだろうなと眺めたりしますね。
江口 みんなびっくりするんだけど、毎週、自転車で行ってますよ(笑)。クルマだと駐車場を探すのも大変だし、自転車がすごく好きなんですよね。今はピストやBMXなど、3台ぐらい持っています。何十年も乗っているものもあるし、ヴィンテージのフレームを買ってきて、自分で組んだりもします。
自転車だけじゃなく、基本メカ好きなので、バイクやギター、エフェクターなんかも、自分でいじってカスタムするのが好きなんです。結局昔からずっと同じようなことをやっていますね(笑)。
オフの日に好きな音楽をかけながら、無心になって自転車やバイクと向き合うのは、すごくいい時間ですね。昔のものは金属がいいんですよね。だからバイクにしても、70年代以前のものが好きかな。80年代になるともうパーツが違うんですよね。
── マニアック! その話もまた別の機会にじっくり聞かせていただきたいです! 今日はありがとうございました。
● 江口洋介 (えぐち・ようすけ)
1968年生まれ。東京都出身。確かな演技力を武器に、俳優として映画やドラマなど幅広い作品で活躍。近年は映画『ゴールド・ボーイ』、ドラマ『からかい上手の高木さん』、Netflixシリーズ『忍びの家 House of Ninjas』、Amazon Originalドラマ『沈黙の艦隊 シーズン1〜東京湾大海戦〜』などに出演。12月には主演のWOWOW連続ドラマW『誰かがこの町で』が放送予定。10月23日には26年ぶりとなるニューアルバム『RIDE ON!』をリリース。11月には東京、大阪のビルボードライブ公演も控えている。
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