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2024.11.27

連載「モテるオヤジの新定番」

「トレンチコート」が再び街にやって来た!

さて、今月のアイテムはトレンチコートです。トレンチといえば、数ある男の定番のなかでも主役度マキシマムのアイテム。ですが、そういえばここ数年ご無沙汰していたような……とお感じの方も多いでしょう。実はこの“そういえば”こそ大事なサイン。大定番を新調するタイミングです。

CREDIT :

写真/人物・菅原麻理、静物・蜂谷哲実(hachiya studio) スタイリング/四方章敬 ヘアメイク/KIYO IGARASHI(SIGNO) 文/竹内虎之介(シティライツ) 編集/市村広平(LEON)

道ゆく女性の目には「トレンチコートが似合う人ってやっぱり男らしい♡」と映るはず

定番こそアップデイトが肝要です、とLEONではかねてから繰り返しお伝えしております。だからこそ本連載もモテるオヤジの“新定番”なわけですが、なかには目からウロコの新しさもありまして、その好例が今回お届けするトレンチコートです。
コート20万3500円/コンチェット(エスディーアイ)、ニット4万6200円/グランサッソ(ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店)
 ガバッと羽織って、ギュッとベルトを縛ったトレンチコートスタイルは『カサブランカ』の時代から男にとって永世定番的な装い。でも新定番じゃないのでは? とは決していうなかれ。これがいま、実は実はの新定番、なのですよ。コートは下と同じ。ニット4万6200円/グランサッソ(ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店)
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何が目からウロコかというと、実はいま新調したいトレンチは、かつてハンフリー・ボガートを包んでいたような王道スタイルの一着だから。具体的にはガバッと羽織れる大ぶりのシルエットで着丈も長め。色もこれぞトレンチ! な淡いカーキが気分です。さらにエポーレットやガンパッチなど、トレンチをトレンチたらしめるパーツを極力省略していない本格仕様の一着を選びたい。どうです、まさに王道でしょ。

でも、ちょっと顔を上げて周りを見回してみてください。街はシンプル一色じゃありませんか? となれば、元来デコラティブな王道トレンチを着るだけで即際立てる。それでいて泣く子も黙る大定番かつ、ユルリなシルエット自体は気分ですから、際立つからといって悪目立ちにはつながりません。

結果、道ゆく女性の目には「トレンチコートが似合う人ってやっぱり男らしい♡」と映るはず。なので、この冬はぜひ、風景のなかで新定番になるトレンチコートを一着どうぞ。

「トレンチコート」の選び方

いま選びたいトレンチコートは、着丈長めでユルリなシルエット。色はオーソドックスなものでトレンチ特有のパーツもしっかり揃った一着がいい。つまりは、あえての王道こそが狙い目ってこと。
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コート20万3500円/コンチェット(エスディーアイ)
ドレープ感も優雅な上質トレンチ 縦糸にウール、横糸にコットンを用いたウールコットンギャバジンのブリティッシュトレンチコート。縦糸と横糸の色を微妙に変えることで、奥行きのある色調と光沢感を実現。ミリタリースタイルを継承したディテールや大きめのラペルを備えたデザインは、力強くもエレガントな印象です。20万3500円/コンチェット(エスディーアイ)
【選びの条件01】 ひざ下丈
シルエットはトレンチ本来のオーバーコートサイズで、着丈も長めのひざ下丈を。なんならひざ下10㎝くらいのロング丈が気分なのです。
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【選びの条件02】 色は伝統のカーキ系
色もベーシックなカーキ系が気分。製品によってはベージュやトープと分類されるものもありますが、要は、これぞトレンチ! とひと目でわかる色味です。

【選びの条件03】 パーツを省いていない
バックル付きのベルトやエポーレットやガンパッチ、チンストラップなどトレンチ特有のパーツやディテールを省かず備えた本格派が◎。

【基本のこなし方】

王道トレンチにはちょいミリブーツを合わせて、いまどきの“盛り感”をプラス

“盛り”感のある王道トレンチコートのこなしは、足元にボリューム感をもたせると好バランス。とはいえ、ワークブーツではタフすぎる。ですので、ゴツいソールや編み上げスタイルにほんのりミリタリーが薫るドレスブーツを選ぶのです。
コート24万2000円/アクアスキュータム、靴21万1200円/ジョンロブ(ジョン ロブ ジャパン)、パンツ2万9700円/ビームスF(ビームス 六本木ヒルズ)
トレンチ自体を象徴する英国製のアイコンモデル アクアスキュータムの代名詞であると同時にトレンチコート自体を象徴するアイコンモデル『キングスウェイ』。素材はブランド名の由来でもある高撥水コットン100%ギャバジン。着込むほどなじむ伝統の英国製です。コート24万2000円/アクアスキュータム、靴21万1200円/ジョンロブ(ジョン ロブ ジャパン)、パンツ2万9700円/ビームスF(ビームス 六本木ヒルズ)、サングラス4万8400円/アイヴァン(アイヴァン 東京ギャラリー)、スカーフ1万9250円/シップス バイ アート(シップス 銀座店)
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トレンチコートのこなしにおいて考えるべきは、足元にちょいミリブーツを合わせることだけ。インナーはシンプルにニット一枚でOK。これも要素の多いトレンチならでは。つまりはトレンチって、元祖“楽してモテる”アイテムなんです。
2024年12月号より
※掲載商品はすべて税込み価格です

■ お問い合わせ

アイヴァン 東京ギャラリー 03-3409-1972
エスディーアイ 03-6721-1070
シップス 銀座店 03-3564-5547
ジョン ロブ ジャパン 03-6267-6010
ビームス 六本木ヒルズ 03-5775-1623
ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店 03-5772-5501

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