2024.11.28
連載「モテるオヤジの新定番」
「王道トレンチコート」が、いまモテる3つの理由
さて、今月のアイテムはトレンチコートです。トレンチといえば、数ある男の定番のなかでも主役度マキシマムのアイテム。ですが、そういえばここ数年ご無沙汰していたような……とお感じの方も多いでしょう。実はこの“そういえば”こそ大事なサイン。大定番を新調するタイミングです。
- CREDIT :
写真／人物・菅原麻理、静物・蜂谷哲実（hachiya studio） スタイリング／四方章敬 ヘアメイク／KIYO IGARASHI（SIGNO） 文／竹内虎之介（シティライツ） 編集／市村広平（LEON）
装備多きトレンチは無意識の“ふと”が色っぽい
男の色気って、本人が周りの視線を意識している時よりも無意識でいる時のふとした瞬間にこそ滲み、その瞬間が相手の記憶に残ります。そんな無意識の“ふと”を、どこかドラマティックに演出してくれるのが、デザイン要素の多いトレンチコート。しかも前も後ろも男らしいパーツ揃いですから、全方位的に女性の胸にキュンとくるってワケ。
【モテる理由01】
ベルトを縛った背中が色っぽい
▲ ドレープ感も優雅なガンクラブチェックの一着 オーセンティックな一枚袖のトレンチ。本格的なディテールを備えながらもバランスの良いシルエットに仕上げられた、ドレープ感も美しい一着です。素材にはガンクラブチェックのドーメル社製ウールを使用。コート29万7000円／マッキントッシュ（マッキントッシュ ギンザシックス店）
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女性にとって男の広い背中は、分厚い胸板同様無性に異性を感じるパーツ。そんな背中を特有のアンブレラヨークで強調してくれるのがトレンチコート。ベルトをギュッと縛ればさらにその大きな逆三角形が際立ちます。
男は背中で語る、を体現するのがトレンチです
ハリコシのある上質なウール地で仕立てられたトレンチコートは、ベルトを縛って着た際の背中の膨らみ感や、ベルトから下のドレープが絶妙。アンブレラヨークの立体感と相まって、オヤジの背中を男らしい色気で包んでくれます。
【モテる理由02】
で、ベルトを解く瞬間のフロントが色っぽい
▲ コートは上と同じ。ニット4万9500円／ジョン スメドレー（シップス 銀座店）、パンツ5万1700円／ブリリア（トヨダトレーディング プレスルーム）
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ベルトをギュッと縛ることができるトレンチコートは解く瞬間にも、またもや色気を放ちます。これはタイを緩めるのとまったく同じ。緊張からの解放にはやっぱりエロティシズムが宿るのですよ。しかもコートの場合、頻繁にこれをやりますからね。
緊張感があるからこそ解放も際立ちます
縛ったベルトを解いた瞬間、それまでの緊張感から解放され、男の色気が一気に放出されます。男からすると無意識ですが、女性にとっては「見てはいけないものを見ている」という目が離せない色っぽさがあるのです。
【モテる理由03】
デカ襟を立てた横顔が色っぽい
▲ コートは上と同じ。
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トレンチコートのデカ襟は、立てると顔が半分近く隠れます。この隠れる感じがまた、色っぽい。しかもエポーレットも剥き出しになり、肩幅が広〜く見える。さらにチンストラップなどの機能的なパーツに触れる仕草は基本、隣を歩く女性には非常に男っぽく映るのです。
サイドシャンな横顔は常に彼女をトキメかせる
トレンチコートの襟を立てる横顔が色っぽいのは、単に顔が隠れるからだけではありません。どこかミステリアスな雰囲気や、何かに果敢に立ち向かおうとする姿勢など、コートの男が醸し出す心理的な風景に、女性はドキドキしてしまうのです。
2024年12月号より
※掲載商品はすべて税込み価格です
※掲載商品はすべて税込み価格です
■ お問い合わせ
シップス 銀座店 03-3564-5547
トヨダトレーディング プレスルーム 03-5350-5567
マッキントッシュ ギンザシックス店 03-6264-5994
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