ガオー！なオヤジを洒脱に中和する「レザーにカシミア」

オヤジはオオカミ。いつ何時もハンターでありアグレッシブであるべきです。ただし、いまや令和の時代、オオカミの対極にある柔和さや優しさのベールでいかに下ゴコロを包めるかが重要。ということで、オオカミゴコロをレザーアイテムに見立て、何を選び、どうこなすのがいまどきなのかを徹底検証します！

CREDIT :: 写真／人物・熊澤透、静物・渡辺修身　スタイリング／男性・四方章敬、女性・米田由実　ヘアメイク／KEITA IIJIMA（mod's hair）　ヘア／Ken Yoshimura　メイク／DAKUZAKU（TRON）　文／竹内虎之介（シティライツ）　編集／堀川正毅、星野真琴（ともにLEON）

皆さん、黒レザーはお好きですよね。でも、ギラリと光るこの一着は、そのまま着るとオオカミ度１００％のアイテム。ゆえ、いまどきのムードで装うためには中和が必要不可欠です。

そこで役に立つのが極上のカシミアニット。この上品素材をインナーや小物、さらにはパンツに用いることで、無敵のオオカミに柔らかさや優しさ、暖かみをプラスしようというわけです。

しかもカシミアニットって、そもそもオヤジとの親和性抜群の高級素材。なので、例えば室内でレザーを脱いだ状態では、違和感もなく品良くリッチな大人に見えます。

で、屋外に出るや一転、無類の男らしさが薫り立つ。そんなギャップの妙もまたカシミア合わせの真髄のひとつ。一度心を許した相手が見せる男らしさや不良っぽさは、女性にとってむしろドキッ♥な要素ですからね。

PAGE 2

◆ サンローラン　

インナーがカシミアならほんのり柔らかな印象に

ポインテッドカラーとリブニットの袖口＆ウエストバンドを備えたボンバージャケット。素材はとろけるように柔らかなグレインラムスキンを使用。

PAGE 3

◆ セリーヌ　

男らしくも美しいロックな黒のバイカージャケット

セリーヌオムのアイコンであるブラックレザーやスタッズなどの要素をふんだんに取り入れ、ロックテイスト薫るエッジの効いたデザインに仕上げられたバイカージャケット。しっとりと柔らかく、ほどよい厚みを備えたラムスキンが美しくオヤジの体に吸いつきます。

PAGE 4

◆ ポール・スミス（レザージャケット）／ジョンストンズオブエルガン(カシミア小物）　

足し引きしやすい冬小物もカシミア添えの有効な手段

▲ ジャケット13万2000円／ポール・スミス（ポール・スミスリミテッド）、ニットキャップ3万6300円、マフラー7万8100円、グローブ2万8600円／すべてジョンストンズオブエルガン

柔らかく、上品な光沢を備えたラムレザーの2Bテーラードジャケット。同ブランド自慢のしっかりとしたテーラーリング技術が生きる、男らしくも上品な一着です。裏地にもポール・スミスらしさ弾けるドット柄のプリント生地を採用。

PAGE 5

◆ ジョルジオブラート（レザーコート）／メゾンエヴォヤージュ（カシミアパンツ）

オオカミコートには下半身でリッチな柔らかさ添えを

▲ 男性●コート37万700円／ジョルジオブラート（コロネット）、パンツ12万1000円／メゾンエヴォヤージュ（メゾンエヴォヤージュ麻布台ヒルズ）、ニット3万4100円／ロンハーマン、靴4万2900円／ペリーコサニー（アマン）、そのほかはスタイリスト私物　女性●ベスト8万5800円、ワンピース12万9800円／ともにセブンティヴェネツィア（サン・フレール）、靴8万6900円／セルジオロッシ（セルジオロッシカスタマーサービス）、ピアス5万5000円／リューク、バッグ7万2900円／カフネ（カフネカスタマーサポートセンター）

しっとりとしたオリジナルラムレザーによるステンカラーコート。柔らかな着心地を損なわないよう、袖部分の裏地にはシルクを採用。また端を裁断しない切りっぱなしの仕様がモードな印象を醸し出します。

2025年1月号より
※価格はすべて税込み価格です

■ お問い合わせ

アマン　03-6805-0527
カフネカスタマーサポートセンター　shop@ca-fune.com
コロネット　03-5216-6524
サン・フレール　03-3265-0251
サンローランクライアントサービス　0120-95-2746
ジョンストンズオブエルガン　03-6427-9452
セリーヌジャパン　03-5414-1401
セルジオロッシカスタマーサービス　0570-01-6600
ポール・スミスリミテッド　https://www.paulsmith.co.jp
メゾンエヴォヤージュ麻布台ヒルズ　03-5797-8515
リューク　info@rieuk.com
ロンハーマン　0120-008-752