元女子が本音で選ぶ、春の街を一緒に歩きたいイケおじコーデ５選

よく簡単に“女子”って言うけど、いったい何歳までが“女子”だと思いますか？ 20世紀の時代には、２５歳を過ぎた女性はクリスマス後の（売れ残りの）ケーキなんて言われたものだし、一般的に“女子”は20代前半までなのかもしれません。

ただ、当事者からしてみますと、30、40、たとえ50歳過ぎたって、マインドはいつまで経っても“女子”なんです。しかも年を重ねるごとに経験値を増しておりますので、審美眼も鍛えられています。そこで、そんなうるさ型の“元女子”がチェックするイケおじコーデ。今回は、女子に好まれる春のデートコーデを考えます。

「のっけからフツーだな」って？ いえいえ、普通が一番なんですよ。女子が一緒に歩きたくないのは悪目立ちしている男性です。でも、このオヤジさん、カジュアルなコーデでも、トップボタンを閉めて襟を立てるだけで、洒脱な雰囲気を醸し出しているでショ？ こういうちょっとしたことひとつが出来るか否か、細部にこそお洒落の神が宿っているんです。

「フツーはいやだ」って？ ではどうせ目立つなら、このくらいインパクトを持たせてはいかが。薄く色落ちしたデニムのセットアップに極彩色の派手柄コートでオウムかと思っちゃったわ。ヒッピーな香りが漂う中、コートとリンクさせたサングラスが一層キャラ強に見せているわね。ちょっと故笑瓶師匠を意識しているのかしら（笑）。

女子は意外にカーゴパンツがお好き。なんだか少年っぽいピュアさを感じるし、額に汗して頑張ってる感じも嫌いじゃないからね。でもね、実際に汗をかいてちゃダメなのよ。汗を感じさせそうで、感じさせない、洗練されたワークスタイルの好例がこちらね。ポイントは左手に持ったヘルメット。どんなバイクに乗ってるのかなって、つい想像しちゃう。

ステンカラーのコートにフランネルのシャツ、インナーはニットに白パン……ここから学ぶべきは色のレイヤードよね。まずベージュにホワイトという組み合わせは、モテ色としてお馴染みのカフェオレカラーですが、コチラはシャツでグレーを差しているのがポイント。甘くなり過ぎるのを回避してるし、品の良さを感じさせるニュートラルカラーはどれだけ重ねても、どこまでもお坊ちゃん風に仕上がる。心ニクイわ。

人気上昇中な襟付きニットポロですが、実は誰にでもおすすめできるものではありません。日本のオヤジの約8割が襟付きニットポロで「今日はゴルフ帰り？」と聞かれるリスクを秘めています。ではこのオヤジさんのどこがイケているのか？ まずはシュッとスリムな体形、女子の甘いテイスト好きをくすぐるパウダーピンクの色、そして極めつけはこのダルそうなお顔。疲れた表情って実にセクシーなんだから。アラ、知らなかった？