この手があったかっ!! 春コーデで差を付ける大人のセットアップ【Part2】

すっかり定着したからこそ差別化したい、イマドキなセットアップ事情。その解決策として、今シーズンリリースが目立つコート×パンツの組み合わせを別記事でご紹介していますが、それと同時に注目されているのがニットのセットアップです。

リラックスやコンフォートがキーワードとなる昨今のお洒落において、ニットのセットアップはいわば究極。スウェットのセットアップも方向性は同じですが、ニットならでは品の良さは、大人のセットアップとしてより理想的です。その証拠に、名だたるラグジュアリーブランドから、今シーズン続々とリリースされているんですよね。

ニットならではのドレープは、大人の余裕を示すのにもうってつけ。肌触りが良いので、女性も自然と近づいてくるかと。ただし、ひとつだけご注意を。一度着たら、その気持ちよさからヤメられなくなりますよ（笑）。

部屋着に見せないコツは、トップスがプルオーバーでないこと。ジップアップやボタンアップにすることで、外着感が演出できるんです。こちらはさらにフラップ付きの大型パッチポケットをあしらっているので、アウター感をしっかりとアピール可能。素材はカシミアブレンドで、ゴートスエードのパイピングと相まってリラックスしたなかにもラグジュアリーな雰囲気を示してくれます。

ゆったりシルエットのパンツは、さらにウエストがドローコードとあって、着心地は極上にリラックス。でも、トップスがジップアップであること、そしてカシミアブレンドという高級素材であることで、上からジャケットを羽織ってもサマになるんです。

ジップアップパーカとリブパンツのセットアップ。上下スウェットが定番ですが、こちらは上質なコットンニットを採用。柔らかなドレープが、リラックス感のなかにもちゃっかりリッチ感をアピールしてくれます。こんな風にワントーンで合わせて統一感を出すと、さらに品良くまとまります。

スポーティなパーカとのセットアップですが、ラグジュアリーに見える理由はズバリ素材。コットンにカシミアやシルクなどをブレンドしているんです。フードのドローコードの先にラムレザーをあしらうなど、細部においても実に上質。リバーシブルなので、着回し度も大です。

カーディガンとニットパンツという部屋着になりがちな組み合わせも、カシミア100%なら話は別。極上にエアリーでドレーピーな風合いは、見るからに只者ではありません。カーディガンにはレザーのエルボーパッチをあしらい、トラッドな雰囲気に。大人のニットセットアップの究極系です。

トラックジャケットにドローコードという組み合わせでも、英国クラシックなチェック柄となればこんなに上品顔に。グレーとベージュという配色も、実にシックです。素材はレーヨンブレンド。サラリとなめらかなタッチが、ジャージーニットのドレープ感をさらに強調します。