センスのいい人は知っている！ イヤミに見えないゴールド小物の使い方

ファッションのプロが黒を好む通り、モノトーンアイテムを上手く着こなすと確かに上級者感が出ます。色で表情を伝えづらい分、質感やシルエットに巧みさが求められるのですが、慣れ親しみのあるブラックデニムならトライしやすいですよ。

とはいえ、全身をモノトーンでまとめただけだと、正直退屈です。だからと言って、色を差しては台無し。アクセントカラー狙いなのが、見え見えです。

そこで、ゴールド小物の出番。赤や青といったカラフルな色に比べて、実はモノトーンに馴染みやすいんです。それでいて、イエローやピンクがかったゴールドが、光沢感と共にちゃんとアクセント効果を発揮。もちろん高級感や大人の色気を出すのにも打って付け。シルバーだと色味がないので、馴染み過ぎてアクセントとしてはちょっと物足りないんですよね。ゴールドの利点は、さらに高級感があること。ラフなデニムを、一段も二段も格上げしてくれます。

ブラックデニムをベースに、オフホワイトシャツと肩掛けブラックニットと、ウエアは完全なるモノトーン。そこに、腕時計やサングラスのフレーム、そしてスリッポンのビットでゴールドをプラス。あくまでモノトーンがベースなので嫌味感がなく、それでいて格上げが図れます。とはいえ夏らしさを失わないよう、腕まくりやロールアップなどでラフさと両立するのがコツです。

スポーティにしてラグジュアリー。その両立において、ロイヤルオークは打って付け。ブラックデニムを軸としたモノトーンに合わせるなら、ダイヤルもブラックで統一感を意識したいところ。ケースは18Kピンクゴールドケース。イエローゴールドと比べると柔らかい印象があるので、アクセントになりつつも浮きません。

夏コーデということもあり、大ぶりなモチーフでは少々重たい印象に。特にダイヤ入りなら、控えめでも十分にアクセント効果は得られます。こちらの「ブレスレット・ベル エポック」は、まさに理想的。ダイヤをふんだんに用いつつも、シンプルで細身とあって腕まくりしたラフな手元にも似合います。

喫煙者には厳しいご時世ですが、ここのライターならもはやアクセサリー感覚。テーブルの上にスマホと一緒に置くだけで、クラス感を演出できます。アイコンライターがスリムになった「ライン2スリム キルト」は、その名の通りキルト模様を立体的に表現しているのが見どころ。光が当たるとイエローゴールドが美しくきらめき、キャップを開けると繊細な“クリング”が響きます。

夏シューズのお約束ゴンミーニ。ダブルTも良いですが、より効かせるならこんなビッグTモチーフの「T タイムレス」もオススメです。光沢感のあるスムースレザーに対して、マットなヌバックである点も注目。ゴールドビットの華美さが抑制され、大ぶりなモチーフでも過剰に目立つことがありません。