【話題】エルメスのビーチコレクションと海に行きたい！

全国的に移動制限が解除され、日常を少しずつ取り戻しつつある現在。新しい生活様式に則りながらも、ヴァカンスの過ごし方を検討している方も少なくないはず。いつもよりも人がまばらで、ゆったりと過ごせるビーチリゾートはその筆頭。ある意味、いまその時間ってめちゃラグジュアリーじゃないかと。で、そんな貴重な時間にぴったりな最高の相棒がエルメスから登場していたんです。
それがこのビーチコレクション。
 
いまさら説明不要だとは思いますが、エルメスがメゾンの中でも特別な存在たる所以は、長い歴史の中で培われてきたクラフツマンシップと一貫した美意識。そう、つまり一朝一夕で生まれたものではないってこと。それを、ビーチリゾートの相棒にできるって、本当にリッチな体験だと思うんです。

しかもこのコレクション、エルメスならではのエスプリがたっぷり。
というわけで、ビーチはもちろん、これからのシーズンは街でもお楽しみ頂ける珠玉のアイテムをご紹介いたします！

膝上丈で街でもスタイリッシュにはけるスイムパンツ。こちらはストレッチ性のある素材で、インナーショーツが付いたデザインです。スクエアなモチーフが連なったような柄は、実は「H」が組み合わさったもの。内側には小さなポケットもあるので、うっかり小銭を海やプールの中にばらまく心配もありませんよ。

エルメスのホームコレクションやスカーフなどのデザインを手がける、ジャンパオロ・パニ氏によるグラフィック“カレ・タカン”をあしらった、ふっくら地厚なビーチタオル。ブランド名のアルファベット6文字をパズルのように組み合わせて、見た目にも楽しげな雰囲気に。裏面の鮮やかなオレンジも目を引きます。

 2頭のレオパードが仲睦まじく向き合ったグラフィックは、クリスティアンヌ・ヴォーゼルというアーティストの代表作。一般的なプリントではなく、素材から色素を脱失させる抜染という手法によって描かれています。そのため“ヨッティング・タトゥ”というアイテム名通り、独特なタッチに仕上がっています。

海水浴、浴室といった意味のフランス語、BAINをブランド名とともにエンボス加工したポーチがこちらの“ネオバン”。撥水性の高いネオプレーン生地なので、濡れた手で触っても問題ありません。

ジップを開けて初めてわかる内側の縫製部分にだけ、さりげなくオレンジのテーピングをあしらっているところもまた、エルメスらしい遊び心です。

卓球のラケットのようで、明らかにサイズ感が違う……。実はこちら、ブラジル・コパカバーナ発祥のビーチスポーツであるフレスコボール用のビーチラケットなのです。グラフィックは先述のジャンパオロ・パニ氏によるもの。ハンドルにはコルク、紐に付属したアジャスターにはバンブーと、手の込んだ作りもエルメスならでは。