
一点物だから装いも個性的に引き立ちます
そんな達人が惚れ込んだネイティブジュエリーですが、その出会いはバーニーズ ニューヨークに中野さんが入社した直後のこと。その当時、ネイティブジュエリーショップのスタッフだった高校時代のラグビー部の先輩との再会が、大きな起点になったと振り返ります。
名店との出会いでさらに深みへと
ネイティブアメリカンが手掛けるシルバージュエリーは、部族やアーティストによって作風が異なるなど多様性を備えたアイテム。個性的かつクオリティの高い作品を探していくなかで、ターコイズに行き着いたと中野さん。
「なかでも運命的と言えるのが、約20年前に訪れたスカイストーン・トレーディングとの出会いです。この軽井沢に拠点を構えるショップのターコイズコレクションは、群を抜いて素晴らしく、気付いたらその美しさにすっかり魅了されてしまいました。有り金をはたく勢いで購入するにとどまらず、私自身の仕事にも繋げるほどハマッてしまったのです。」
スカイストーン・トレーディングに通って見る目を養うだけでなく、直接アメリカ・サンタフェに赴きターコイズジュエリーを購入するまでになった中野さん。そこまで陶酔してしまうターコイズの魅力とはなんでしょう?
深い歴史などロマンに溢れたアイテムです
ひとつひとつに深い歴史と見どころがあるターコイズは、ロマンが詰まったアイテムだと中野さんは力説します。
「男性のアクセサリーといえば腕時計などが一般的かと思います。しかし、ナチュラルなターコイズジュエリーは同じものがないため、スタイルを個性的に引き立ててくれる味わいに満ちたアイテムだと思っています。また、コミュニケーションの切っ掛けとして機能するところもターコイズの良い部分。実際、僕は大振りなリングを毎日身に着けているからという面もありますが、非常に多くの人からこのジュエリーに関し声を掛けられるんです。意外に女性から尋ねられることも多く、時計などとは異なるターコイズという半貴石ならではの強いオーラを感じずにはいられません。」




中野光章さん
バーニーズ ニューヨーク アドバタイジングマネージャー
大学卒業後にバーニーズ ジャパン入社。新宿店デザイナーズフロアのマネージャーを経て、2003年よりPRマネージャー、2019 年より現職。ネイティブジュエリーに加えヴィンテージウエアに関しても深い造詣を持ち、ファッション誌等の企画構成も手掛ける。